愛の奇跡

連想ゲームで、イタリア、ヒデ　とくれば、中田英寿でしょうね。
でも、40年前は断然、ヒデとロザンナのヒデでした。

１９６０年代の日本人はまだまだ西洋人に対するコンプレックスが大きかった。
そんな中、日本の男　出門英がイタリアの女の子を捕まえちゃった。
しかもかわいい！当時18歳ですからね。
もう～うらやますぃ～、うまくやりやがって、このヤロー！
そんな感じでしたが。

 愛の奇跡 / ヒデとロザンナ   ＃２
 日本で大ヒットしたのは１９６８年です。
　
　♪淋しげな雨にぬれた君の　
　　くちびるが忘れられなくて

　そらで口ずさめるオヤジは結構いるのではないでしょうか。
当時、流行りましたからね。
このデビュー曲に止まらず、69年には「粋なうわさ」、70年「愛は傷つきやすく」をヒットさせていますが、やはり「愛の奇跡」が一番印象的です。

ヒデこと出門英は1943年、東京生まれ。
ロザンナはイタリアヴェネト州出身で、ヒデの7つ年下です。
本名、ロザンナ・ザンボンのザンボンが妙にインパクトがありました。

二人がヒット曲を連発していたときはまだ夫婦ではありませんでしたが、見るからにラブラブな雰囲気が漂っていました。
75年に結婚し、おしどり夫婦としてマスコミにもよく登場しましたが、90年にヒデが病気で他界してしまいました。ハンサムでお茶目、明るいキャラで人気者だっただけに惜しまれる死でした。
ロザンナはときどきテレビで見かけますが、ヒデがいなくなってから、
二人のヒット曲がほとんど歌われることがないのが淋しいです。

関連サイト　：　ヒデとロザンナしんぐるこれくしょん