今さらKIRINJI [音楽]
独立した娘がクルマのMUSIC BOXに残していった
KIRINJIのアルバムを無意識にリピートするうち、
「心晴れ晴れ」という作品をヘビロテするようになってしまいました。
KIRINJIのアルバムを無意識にリピートするうち、
「心晴れ晴れ」という作品をヘビロテするようになってしまいました。
今さらキリンジですが、
KIRINJIについては、21世紀になったばかりだったでしょうか
まだ兄弟デュオのカタカナで「キリンジ」だった頃。
何気なく視ていた音楽専門チャンネルで「アルカディア」のPVが流れまして、
最後にキリンジの二人がテロリストに車ごと爆殺されてしまう
衝撃的な内容にびっくりしました。
バスク解放戦線とか、こんなPV洒落にならないでしょ、というのが第一印象でしたが、
バスク解放戦線とか、こんなPV洒落にならないでしょ、というのが第一印象でしたが、
曲の方は、哀愁を帯びた美しいメロディーラインや効果的な変拍子の使い方とか、
この人たち才能あるなあ~、と感心しました。
この人たち才能あるなあ~、と感心しました。
以後お気に入りの一曲になっていました。
しかし、そのときは特にほかの作品まで聞こうとは思いませんでした。
当時、「キリンジ」という兄弟デュオは、
60年代、70年代の洋楽や邦楽にどっぷり浸かった世代には
バイアスがかかりやすかったんですよ。
しかし、そのときは特にほかの作品まで聞こうとは思いませんでした。
当時、「キリンジ」という兄弟デュオは、
60年代、70年代の洋楽や邦楽にどっぷり浸かった世代には
バイアスがかかりやすかったんですよ。
まず、堀込兄弟の弟さんの声から、いやでもオフコースを連想してしまう。
椎名林檎のファンが、デビュー時の矢井田瞳に覚えたような
椎名林檎のファンが、デビュー時の矢井田瞳に覚えたような
二番煎じに対する嫌悪感みたいなものは否めませんでした。
別にオリジナルがあるのだから、こっちは深入りしなくてもいいや、と
前に一歩出たが、ポジティブな二歩目は踏み出しませんでした。
次に「キリンジ」というバンド名、
長く生きている日本人が「きりんじ」という単語から連想するのは
長く生きている日本人が「きりんじ」という単語から連想するのは
先端的なポップミュージックのイメージとはほど遠い
二所の関部屋の元関脇 「麒麟児」ですよね。
つっぱり勝負なら、バンド名は「富士櫻」でもいいじゃないかとか、
我々の世代には彼らの記憶が強烈すぎて、
我々の世代には彼らの記憶が強烈すぎて、
音楽好きな年配者でも、「キリンジ」という響きからは
下町的な泥臭いイメージしか沸いてきません。
下町的な泥臭いイメージしか沸いてきません。
それが面白いという見方もできるけど、
正直、オジサンたち、オバサンたちには
絡みづらいバンドだといえるかもしれません。
正直、オジサンたち、オバサンたちには
絡みづらいバンドだといえるかもしれません。
そうは言っても、
最近,個人的にはそういう偏見が取り払われ
彼らの作品をいろいろ聞いています。
いやぁ~、いい曲が多いです。
転調、変態コード進行、変拍子その他実験的な面白い作品があって
これまで食わず嫌いのようになっていたことを、
これまで食わず嫌いのようになっていたことを、
やや悔やんでいます。
当初の「心晴れ晴れ」は割と最近の作品ですが、
「冬のオルカ」「君の胸に抱かれたい」「双子座グラフィティ」など
特に初期のものが、耳に残ります。
中でも「Drifter」なんか、俺はなぜこの曲を今まで知らなかったのか
と、後悔してしまうほどの名曲じゃないすか。
ほかにも,個人的には骨太ロック風の「荊にくちづけを」がど真ん中のストライク
いきなり、「女の子のヒップは白くて冷たい」とか出てくる歌詞の変態っぽさなど、
大衆迎合しない潔さにも、拍手を送りたいと思います。
大衆迎合しない潔さにも、拍手を送りたいと思います。
だから、オリコン上位になかなか食い込めないのかな?
でも、なんかもったいない。
もっと、彼らの作品が世の中に知れ渡ってもおかしくない。
ちょうど今、TVのCMで「エイリアンズ」が流れているし、
彼らの作品のクオリティの高さは間違いないし、
彼らの作品のクオリティの高さは間違いないし、
もしかしたら、来るのはこれからかも・・・