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寒河江 [街歩き]

10時28分 羽前高松発 山形行きに乗りまして
10時34分 定刻通りに寒河江に到着しました。

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そのまま列車に乗って天童まで行く場合、
北山形で奥羽本線山形線に乗り換えることになりますが、
左沢線の列車が北山形へ到着するのが10時57分
接続する山形線の時刻が11時33分

駅で36分も待たなければなりません。 

ならば、寒河江から天童までバスに乗ってはどうか
目的地の天童鶴舞公園の下を通過するし
運賃だって200円近く安くなる

しかし、バスは一日に6本しかなくて、
すでに10時20分に出発してしまった。
次は13時です。

あと2時間半。。。

当初は、次の左沢線山形行きで羽前高松から移動する予定でした。
しかし、この場合、寒河江13時発のバスにはたぶん乗り換えられない

なぜなら列車は12時59分に寒河江に到着するから
瞬間移動でもしない限り間に合わない。

JRも天童市も、バスと電車で移動する旅行者のことなんか
これっぽっちも考えてないんですよ。

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というわけで、一本前の列車に乗り、寒河江での下車を選択

バスの発車までの時間、
寒河江市内を散策することにしました。
予習なし、かつノープランですが、
何か面白いもの、旨いものがあるかもしれません。  

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駅前の神輿会館は、ガラス張りの新しい建物でした。
男の子と女の子の「なかよし」像は、何か特別な意味でもあるのかな?
十日市場 大日堂 300年以上前からあるお堂ですが、

どこかさびしい感じ

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地方都市散策の楽しみの一つに、
古い建物や街並みを観て歩き、
タイムスリップ感を味わういうのがあります。

しかし、残念ながら寒河江はそういう場所が少ないですね。

下の写真は、かつては人通りが多く、にぎやかだったであろうと思われる
駅から東へ伸びる商店街です。

昭和40年代頃の香りが残っています。 

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その代表が、この映画館だった建物 

映画はテレビが普及するまでは庶民最大の娯楽でしたからねぇ

かんえい、寒河江だから寒映

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うまく観光施設か何かにして残してほしいですね。 

いまや、昭和時代の記憶を残す貴重な建物でしょう。 

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商店街とクロスする通りには老舗の料理店が並んでいます。

細小路といって、江戸時代には17もの武家屋敷があったそうで、
ここが町の中心だったんですね。 

寒河江は飛騨高山などと同じく
江戸幕府の天領で、陣屋がおかれていました。

その割には、高山のように、古い建物や町並みが見られません。
寺社もたくさんありますが、本堂の建物は多くが新築です。 

浄土宗本願寺(左)と真宗大谷派乗円寺(右)
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理由はこの寒河江という町の位置と関係があるようですね。

寒河江は、最上川、寒河江川、に挟まれた平地で
過去、この二つの大きな川が氾濫し
何度も大きな水害に見舞われています。

記録では、1644年から明治に至るまで約200年間で、洪水が109回
治水のため、70回も堤防工事が行われたとのことです。

昭和51年にも大きな水害が発生、

古い木造家屋が残っていないのは仕方がないです。 

熊野秋葉両神社(左)と正覚寺本堂(右)
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正覚寺(しょうがくじ)

最上義光が寒河江氏を滅ぼしたあとに
創建された最上氏ゆかりの浄土宗のお寺です。

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前の記事の慈恩寺もそうですが、
寒河江周辺には仏像が多く残っていますね。

たびたび発生する洪水による被害

裏を返せば農業に適した肥沃な土地を巡り
くりかえし戦場になった。

いろいろと神仏にすがりたいことが多かったのでしょう。 

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1000年近い歴史を持つ
寒河江八幡宮へ来ました

また、山登りかよ  

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寒河江八幡宮は、大江氏、寒河江市、最上氏
時の領主、武家の崇敬をうけ

現在でも堂々たる威容を誇っています。

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秋には流鏑馬奉納があるので、
そういう時期に来ればよかったのでしょうが、

桜の名所ということだし、
今の時期、お花見をしていきましょう。 

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ちょうど、桜の散りどきで

桜吹雪の中、参拝させていただきました。 

玉こんにゃく、旨い 

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山を下りて、もう少し町の中をうろうろ  

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中心街にある商業ビル、SAGAEフローラをのぞいてみました。

どこの地方都市にも見られる風景。

車社会になってしまい、
かつて町の中心だった場所にある商業施設は、どこも閑古鳥がないています。

土曜のお昼なのに人影が少ない

駐車場がないのかな?
美術館もあるけど、遠くからわざわざ見に来るほどの魅力は感じませんでした。 

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SAGAEフローラの近く、昼食で入った皿谷食堂さん。

外は人通りが少ないのですが、
開けてびっくり、中はお客さんで満員でした。

待っている間、駐車場には次々クルマが入ってくる。
地元の人気店なんですね。

お蕎麦屋さんですが、中華そばが人気だそうで
私も、冷たい中華そば大盛りを注文。

冷たいスープよりも、やはり普通の温かいスープでよかったかなと
一瞬後悔しましたが

旅の思い出だ

しかし全然大丈夫でした。

美味い!

特に麺は腰があって美味しいので、
大盛りでもすいすいお腹に入ってしまいました。

ごちそうさまです。 

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さて、あること2時間

山登りも繰り返し、いいかげん、足が疲れてきました。  

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駅前に、無料で利用できる足湯の施設を発見。

こりゃ、ありがたい、温かい、気持いい。

生き返った感じ、まだ歩けそうです。 

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バスを待つ間

ロータリーから眺める 葉山  

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と 月山 

さあ、天童へ向かおう 

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