第一生命館とユリカモメ [自然]
先日、日比谷にある皇居を望むビルのオフィスへ行く機会がありまして、
そこで、外の景色を眺めていたところ、
ある特定のビルの屋上に鳥がたくさん集まっていることに気がつきました。
鳩の群れかな?と思いましたが、
ん?
ちょっと違う。
ユリカモメです。
在原業平の歌に登場する都鳥は、このユリカモメだといわれていますね。
集まっていたビルは、第一生命館。
第二次世界大戦後、日本を占領した連合軍の司令部が置かれた
歴史的建造物の屋上です。
ユリカモメは隅田川の河口や湾岸でよくみかけますが、
こんな東京のど真ん中にたくさん集まっているとは知りませんでした。
どうやら皇居のお濠にも浮かんでいる一団がいて、
一羽ずつ水面から飛び立っては、
クルクルらせん状の弧を描きながら上昇し、
日比谷通りを飛び越え、
第一生命館の屋上に降り立つ。
どうやら、お濠が彼らの餌場になっているらしく、
地上は車や人の往来が多いので、このビルの屋上が拠点になっているようです。
満腹になったものは、屋上で休憩したあと、
晴海通りを築地方向へ、ねぐらへと帰っていく。
そういうパターンが決まっているみたいです。
そかし、なぜ、第一生命館の屋上だけなのか?
いつからここに居座っているのか?
建物竣工が1921年(大正10年)ということだから、
もしかしたら90年以上かも?
ちなみに第一生命館の前を通るときは、
上空から落下する糞に注意が必要です。
彼らのご先祖様に中には、
マッカーサーの帽子めがけてウンチ落とした強者も ありやなしやと。。。
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