追きゅう [言葉]
「・・・原因を追求する。」
ありゃ~、漢字を間違えてるよ。
この場合は「原因を追究」が正しいんでしょ?
訂正しておかなきゃ。
「追求」は、利益を追求するとか、理想を追求するとかいうとき使いますね。
メディアが好きなのは責任「追及」。
こんなふうに、「追きゅう」の漢字は何かと間違いやすい。
他にあまり使われませんが、
給料が後から払われる「追給」という言葉もあります。
ならば、「年休」や「代休」のように、「追休」というのもあってよさそうです。
遅れて何かするという意味では、
授業の遅れを取り戻す「追級」も一部で使われているようですね。
この「追」という字が付く言葉は、イマジネーションが膨らみやすいですね。
必死に追いかけたり、追われたり、
何かにこだわる人間の姿が頭に浮かんできます。
そんなことを考えていたら、
他にもたくさんの「追きゅう」があってもいいのではないかと思いました。
たとえば・・・
追球 : 私は、右中間を抜けテンテンと転がるボールを
必死に追いかける高校球児の姿が浮かんできます。
追旧 : 古いことを追いかけることかな?
このブログの管理人の趣味みたいなものでしょうか。
追九 : 「九蓮宝燈」の聴牌までもう少しなのでドッキドキ!
みたいな感じでしょうか?上がれば「遂九」?
しかし、近年麻雀の役や点数をわかる人が激減しましたね。
追鳩 : ブラック魔王。
追丘 : 坂の下から見上げるタモリ。
追Q : シドニー五輪のリディア・シモン
追吸 : 先に吸ったのはあいつだ!!・・・みたいな?
追窮 : 本来は追究と同じ意味ですが、
一向に改革が進まず、経済が弱体化していく
どこかの国のことを指す言葉のようです。
漢字はおもしろいですね。
もっと、こんな風に自由に漢字で単語が作れれば、
国語も楽しくなると思います。
楽しく勉強すれば、偉くなった時に漢字でバカにされないで済むかもしれません。