ナンセンストリオ [お笑い]
朝刊に、元ナンセンストリオの前田隣さんの訃報が載っていました。
1960年代でしょうかね。
テレビをつけると、演芸番組ばかりの時代がありました。
牧伸二司会の、「大正テレビ寄席」、
人気落語家揃いの大喜利「末広珍芸シリーズ」が目玉だった「日曜演芸会」
「笑点」も、そのころに若手落語家を登用してのスタートだったと記憶しています。
漫才師も多く登場しました。
てんやわんや、千夜一夜、ピーチクパーチク、チックタック、Wけんじ・・・
懐かしいですねェ。
当時、特徴的だったのはトリオの流行でしょう。
演芸番組によく出ていた三人組といえば、
てんぷくトリオ
もう伊東四朗しか残っていませんが、
年配の方は、口の周りに墨を塗り、間抜けな盗賊に扮した
三波伸介の顔を覚えているでしょう。
「びっくりしたなァ もぅ~」
トリオ・スカイライン
アズマックスの父、東八郎が唐突に歌う「こもろ~~!」が受けました。
小島三児のボケも売りでした。
トリオ・ザ・パンチ
コント中心で決め台詞は、リーダー内藤陳の「ハードボイルドだど」
ハイセンスだが、子供は笑えなかったです。
ギャグメッセンジャーズ
コント中心だが、特に決め台詞がなく、説明が難しいです。
というか、どういうネタだったか思い出せません。
天兵トリオ
メンバーの一人が女性だった。コントというより軽演劇だった記憶があります。
そして、ナンセンストリオ
この三人も、演芸番組にはひっぱりだこでした。
前田さんは三人の中ではヒョロッと背が高く
忍者の扮装にちょび髭
親ガメのぉ~背中に小ガメをのせてぇ~
小ガメのぉ~背中に孫ガメのぉせぇてぇ~
孫ガメのぉ~背中にひ~孫ガメのせてぇ~
親ガメぇ~こけたらぁ、
コガメマゴガメヒーマゴガメコケタ。
前田さんが最後の早口言葉をとちっては、リーダーにピコピコハンマーで叩かれる。
それだけのネタなんですけど、当時は大笑いしました。
毎年、櫛の歯が抜けるように、
当時の芸人が去って行ってしまうのは淋しいですね。
冥福をお祈りいたします。