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悲運の名将 [スポーツ]

西本幸雄さんの訃報が入ってきました。

大毎、阪急、近鉄、パリーグ3球団の監督を務められ、
8回日本シリーズに出場。
しかし、一度も日本一になれなかったことから
「悲運の名将」と呼ばれています。

私は幼少のころからアンチ巨人で、
阪急ブレーブスが圧倒的な強さでパリーグ制覇をした年は小学生でした。

南海はだめだったけど、
きっと、阪急が巨人をやっつけてくれると期待しましたがあえなく敗退。
完全に巨人V9の脇役に回ってしまい、くやしい思いをした記憶があります。

長池が打てなかったな、
足立が一人で奮闘していたよな・・・

という記述のわかる人は、
もうオヤジもオヤジ。

近鉄が念願のリーグ優勝を果たし、
初めて日本一になれるか・・・
という場面では、
有名な「江夏の21球」によって優勝を古葉監督の広島にさらわれてしまいました。
結局、8回とも準優勝止まり。

しかし、球界には日本シリーズに進出できない監督の方がはるかに多いわけで、
8度も晴れの舞台に立ったということは凄い事です。
悲運じゃないんですよね。

以前、学生の就活面接の助勤を頼まれたことがありまして、
そのとき、こんなことをいう学生がいました。

「私は二番手に向いていると思います。二番手にもその役割があり・・・」

すると、隣の面接官が

「そうかな、一番を目ざすべきなんじゃないかな」

と返していましたが、
二番手は一番を目指して達成できなったときにこそ輝くんですよね。

浅田真央ちゃんの凛とした銀も
パリーグファンが西本さんへ特別な想いを抱くのも
頂点を目指して敗れたからこそです。

まあ、私は彼の気持がよくわかるんですけど、
就活の戦略としては失敗だと思いました。

と、話が逸れてしまいましたが、

この訃報、パリーグファンには淋しい限りです。

ご冥福をお祈りいたします。


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