SSブログ

ふたたび 広島の川 [旅行]

1年ぶりに広島へ行きました。 

2010050134.jpg

広島は、川の景色がきれいな町です。

また、一方で川に哀しい記憶が刻まれた都市でもあります。

「広島の川」に関しては、
中山千夏さんの非常に印象的な歌があり、

過去に何度か記事にさせていただきました。

「広島の川を渡る その1」
http://cliff-pinder.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07
「広島の川を渡る その2」
http://cliff-pinder.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-2
「続・広島の川」
http://cliff-pinder.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08
「広島の川」
http://cliff-pinder.blog.so-net.ne.jp/2006-05-13

2010050136.jpg

去年は駆け足でしたが、
今年は平和記念公園内も時間をかけて回りました。

ゴールデンウィークで、
3日からフラワーフェスティバルも開催されるということもあり、
人がいっぱいでした。


65年前の8月6日、
この、島病院の上空で原子爆弾が爆発したわけですが、

それからどうなったか、、、

2010050153.jpg

私のような関東の人間は、
学校で教わったり、8月のテレビ報道で
知識としては知っていますが、
現実感はありません。

ちょうどニューヨークで、
NPT再検討会議が開催されていますが、

5113発ですかぁ?

ヒラリークリントンが明かした、
アメリカが保有している核兵器の数だそうです、

こいつ、なにバカな数字言ってんだァ

2010050140.jpg

こういう感覚になりますよね。

平和記念資料館へ行ってみんさい。



2010050138.jpg

この日は、平和記念資料館も凄い人の数でした。

世界遺産効果でしょうか、
海外からの観光客も多数訪れていました。

中国語や韓国語も聴こえましたが、

ただねぇ、
怖いものみたさ、
見世物みたいにも感じられましたね。

ここへ来たことが、
核廃絶へと向かうエネルギーに
変わってくれるといいんですが、、、

2010050139.jpg


日本人には、資料館の北にある
「原爆死没者追悼平和祈念館」がお薦めですね。

平和記念資料館が、
原子爆弾に関する総合的な知識を展示しているのに対し、

祈念館には、被爆者の実名による
生々しい被ばく体験記が保存されています。

2010050141.jpg

展示室が地下なので、入口がわかりづらい。
平和記念資料館と比べ、訪れる人も少ないようです。

ちなみに入場無料。

エレベーターを降り、建物内に入ると
すぐ被ばく者の体験記が展示されているコーナーがあります。

戦時中、空襲による延焼を防ぐ目的で、
木造の建物を強制的に取り壊す「建物疎開」
という作業が行われました。

広島では、多くの人がこの作業中に
原子爆弾の犠牲になったそうです。

建物疎開へ向かう途中、
電車に乗り遅れてしまったことで、
結果的に生き残ることとなった方の手記。

2010050142.jpg

生きていることを黙っていたい!!

なんと、怖ろしく哀しい言葉でしょうか!

建物疎開では、数千人の学童も駆り出され、
そのほとんどが犠牲になったそうです。

平和記念資料館に展示されている焦げた衣類も
多くが彼らのものでした。

2010050143s.jpg 2010050144s.jpg 


ということで、

原爆ドーム、平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館、
と回りましたが、


2010050155.jpg

平和通りや、公園内を歩くと、
そこら中に犠牲者を偲ぶモニュメントがあり、
本当に哀しい気分になります。

これは広島に来ないとわからない感覚だと思います。

今回の広島行きで、
改めて、原子爆弾の使用を選択肢に入れることの
愚かしさを認識しましたね。

2010050145s.jpg 2010050146s.jpg

2010050147s.jpg 2010050149s.jpg

2010050131.jpg 2010050132.jpg

2010050154.jpg 2010050156.jpg

 

 ♪ 3番目の川は本川じゃ
  二股じゃけん 相生橋ゃぁ 思案橋

2010050135.jpg


nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。