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なんでもジャパン [雑感]

星野ジャパンのメンバーが発表されました。

男子サッカーは岡田ジャパン、U-23が反町ジャパン。
バレーボールが男子の植田ジャパンと、女子が柳本ジャパン。
どうやら、一部のマスコミは、
新体操団体をフェアリー・ジャパンと呼ばせたいらしい。

北京五輪を前に「ジャパン」だらけです。

「××ジャパン」という呼び名は、
94年の米国ワールドカップ予選のオフト・ジャパンあたりからでしょうか。

言葉の響きがいいのかもしれませんが、
なんでもかんでも「××ジャパン」にされると、
いい加減にしてくれ!と言いたくなります。

「××ジャパン」という呼び方には、いろいろな感想が浮かびます。

選手が主役なのにそもそも監督が目立つのはどうなの?
もしも、監督が星野仙一じゃなくて、阪神の岡田彰布だったらどう呼んだの?
野球が彰布ジャパン、サッカーは武史ジャパンと呼ぶの?
損保ジャパンはなんなの?

とか。

海外では、ナショナルチームに愛称をつけている国が多いようです。
サッカーなら、イタリアのアズーリ、ベルギーのレッドデビルズ、
ラグビーでは豪州のワラビーズ、ニュージーランド・オールブラックスなど。

TBSだか広告代理店だか知りませんが、
以前、サッカー日本代表を「ブルース」と呼ばせようとしていましたが、定着しませんでした。

そりゃそうだよ。
ブルースと言ったら、
オヤジたちには、淡谷のり子の「別れのブルース」だろ、
青江美奈の「伊勢佐木町ブルース」とか、
どう連想しても、試合に勝てそうな集団じゃないもの。

最近では、唯一、女子サッカーの「なでしこ」が定着してきていますね。

なでしこは、その花言葉に「勇敢」という意味があるそうだし、
私も、いい愛称だと思います。

でも、マスコミはこれにも“なでしこジャパン”って、
「ジャパン」を付けてます。
「なでしこ」でいいじゃん。

監督の佐々木さんが目立たないので、気の毒ですが、
その分、選手にスポットが当たり、
より期待感が膨らむような気がしませんか?

最近は、「××ジャパン」の乱発や、
ヤクルト対巨人を「東京ダービー」と呼ばそうとする、
テレビ局の言葉に対する感性の貧しさに、唖然とさせられることが多いです。

「言霊」という日本語がありますが、
こういう言葉を、安直に取り扱うべきではないんですよね。

代表チームの強さも「愛称」と無関係ではないと思うんです。

もっとも、日本のチームが強ければ、「東洋の魔女」のように、
自然と「愛称」ができるという意見もあるかもしれませんね。

まあ、私たち自身にも言えることだけど、
もっと、一つ一つの言葉をリスペクトし、大事に扱いましょうよ。
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