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感謝的 解体ヨエコツアー  [音楽]

廃業を決めた倉橋ヨエコさんのライブを観に、
鶯谷の「東京キネマ倶楽部」へ行ってきました。

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8年間の音楽活動の最後を締めくくるコンサートツアー。

6月28日に大阪を皮切りに、広島、福岡、名古屋、仙台と回り、
残りは東京、今日と明日7月20日で、いよいよお別れです。

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鴬谷駅周辺は昔から一杯飲み屋やラブホテルが多く、
どちらかと言えば場末のイメージのあるところですが、
逆にそれが、昭和のレトロな雰囲気を感じさせてくれます。

東京キネマ倶楽部の入口のすぐ隣には
オールドファッションなダンスホールがあります。

ゲストシンガーのポスターがやや曲がっているところなど、
なんとも言えない、いい雰囲気を醸し出していますね。

「恋の大捜査線」が本当に張られていそうな、
やさぐれな倉ヨエワールドと妙にシンクロしてきます。

ところで、サンドラって誰?

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さて、お目当てのライブですが、


感動しました。

歌も演奏も、本当に素晴らしかった。


純白のウェディングドレスに身を包み、
銀ギラの襷をかけ、ヨエコさん登場。

一曲目は「白い旗」。
続いて「鳴らないピアノ」「感謝的生活」「卵とじ」「あいあい」・・・・

途中から覚えきれなくなりましたが・・・(笑)

約3時間。
2回のアンコールを含め、30曲近くを熱唱しました。

最新アルバム「解体ピアノ」からは、
「鳴らないピアノ」「マネキン人形」「友達のうた」「輪舞曲」「依存症」
の5曲かな。

バックバンドのメガネレンチも上手い。
音に厚みがあります。
「友達のうた」の”乗り”は最高に気持ちよかったですね。

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シングル化した一連のポップなナンバー、
「盗られ系」「人間辞めても」「損と嘘」と演奏したし、

私、お気に入りの「流星」も「夜な夜な夜な」も。

しかし切ないですねェ。

「涙で雪は穴だらけ」、「夏」、今回初めて聴いた「ジュエリー」も、
どの歌も本当に切ない。

彼女のOL時代、
地下鉄銀座線が渋谷の手前で地上に顔を出す、
その近くの会社で働いていた時の話が印象的でしたね。

仕事で叱られ、落ち込んでゴミを捨てながら、
見上げた窓に見える銀座線の鉄橋。
それが、故郷を流れる木曽川にかかる鉄橋とオーバーラップし、
「帰りたい家」という歌を書いたという話。

この歌もまた切ない。

涙を拭う心優しい女性ファンの姿も多く見かけました。


ところで、あの名曲「楯」は封印か?

と思ったら、最後の最後の最後。

2回目のアンコールの、本当のお別れが「楯」でした。

これも弾き語りではなく、メガネレンチと一緒の演奏で熱唱。

よかったぁ!

前に観に行った時は、聴けなくて残念でしたが、
これは、名曲中の名曲。

この歌を生で聴きたいと熱望していたので、うれしい。
もう思い残すことはありません。

ゆっくり”解体”してください。


本当に、8年間お疲れ様でした。

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