鹿教湯温泉 [出来事]
松本でサッカー観戦した後、
鹿教湯(かけゆ)温泉まで足を延ばしてみました。
遠出をして、日帰りはもったいないということで、
地図を見て、松本からほど近い鹿教湯を選びました。
予備知識ゼロです。
鹿教湯は、江戸時代から栄えている古い湯治場だそうです。
鹿に姿を変えた文殊菩薩が、猟師に温泉の場所を教えたという伝説があり、
それが地名の由来とか。
「鄙びた」という表現が当てはまる、寂しい温泉街です。
でも、かえってそれが郷愁をそそるし、何より静かで心が落ち着くのがいい。
若い人には物足りないかな?
意外に、古い旅館やホテルが多いです。
リハビリ施設や、大きな病院もあるし、
この日も、多くのご年配の方が訪れていました。
どこにでもいる青赤サポーターは、
さすがにここでは遭遇しませんでした。
鹿教湯のシンボルともいうべき、五台橋。
この橋のたもとに、「文殊の湯」という共同浴場があります。
五台橋は、内村川の渓流に掛かる木造の屋根つきの橋です。
手前が現世、向こうが神の世界 だそうです。
橋を渡ると、そこは深い神の森。
病気平癒の仏様である薬師如来が安置されている薬師堂がありました。
46段の急階段を昇ると、そこは文殊堂。
龍の天井画が見事です。
少し傷みが進んでますね。
保存方法を考えたほうがいいかもしれません。
俗化されていない、静かで厳かな雰囲気がいいですね。
でも、夜は怖いな。
ところで、町ではスタンプラリーをやっていて、
チェックポイント全て回ると、町からの表彰と記念品贈呈があるそうです。
さすがに、全部を回る余裕はありませんでしたが、
Aコースだけ少し歩いてみました。
写真は4番ポイントのみどり橋と、5番の万年橋。
万年橋は木造の吊り橋で高さ40メートル。
朝で人がいなかったのでちょっと怖かったな。
なぜか気になる、消防署の火の見櫓。
それから、坂の途中にあるやけにリアルな胸像。
春原さんって誰?
町の真ん中にある、おまんじゅう屋さん。
「おきな菓子舗」の自家製温泉まんじゅうと、あんこジャム。
餡子が好物の私にはうれしい一品です。
美味いです。
2時間もあれば、ぐるりと一周できる小さな温泉街。
展望台へ向かう道からパチリ。
こういう静かな町で、何にもせずに一日過ごすのもいいな、と思いました。
爺くさいですか?