コアなオトン [言葉]
♪夜は自己嫌悪で忙しい 夜は自己嫌悪で忙しいんだ
♪反省文反省文反省文 提出します (倉橋ヨエコ「夜な夜な夜な」より)
今年になってから、倉橋ヨエコワールドにすっかり嵌ってしまい、家で彼女のCDを毎日聞いていたら、娘に
オトンってコアだね
と言われました。
コア?
最近よく聴く言葉です。
アイルランドの兄妹グループ、コアーズが思い出されますが・・・。 綴りが違うな。
「Breathless」が好きでした。
常連など贔屓にしてくれるお客さんを「コアな客」といいます。「core」 を英和辞典(三省堂 Exceed英和辞典)で引くと、『(果物の)芯、(木の)髄、(ケーブルの)心線、(電磁石の)鉄心、核心、(心の)底・・・』 とあります。
私のコア(core)のイメージは「天体の核」。地球の皮を剥いでいくと真ん中にあるのがコアですよ。地球の真ん中がコア、地球を攻撃するのはゴア。
そういえば、子供の頃「マグマ大使」で地球征服をたくらむゴアが怖かったですね。その子分で「人間もどき」というのがいて、これもテープレコーダーの回転スピードを落としたモフモフという声を出して、子供心に怖かった。そのトラウマから、アメリカの大統領はゴアになってほしくないと思っていた時期がありました。
話がそれました。
「コアな」 をgoogleで検索してみました。
トップに「コアなファン」の定義が出てきました。
「ひとつのことにハマり続ける人に対して呼ばれる蔑称まじりの敬称」
とありました。
う~ん・・・・ハマるのは確かだけど、飽きっぽいので必ずしもハマり続けてはいないと思うけど・・・でも、蔑称はいやだなあ~。要するに「オタク」とほぼ同義語ですな。
おそらく、「オタク」という呼び方にマイナスイメージが付いてしまったので、その代わりに「コアな」を使うようになったのでしょう。NHKでいう「熱中人」ですな。
あの「熱中人」という言葉もまやかしですよね。「オタク」でもいいじゃん、と思います。今や「OTAKU」はそのまま英語になっているくらいですから・・・。
たとえば、「ケン玉熱中人」も、「ケン玉オタク」でしょ?
もっとも、団塊の世代は「オタク」と呼ばれることを好まないかもしれません。でも、「オタク」を差別用語扱いしているようにも見えます。
そんなこんなで、「コア」も転用されるようになってきたということでしょう。
とかなんとか、しょうもない記事を書きながら、
♪あんたの職業は~ あたしの”宝物” そして冥土のみやげには あんたも あんたも連れてくよ~・・・ (倉橋ヨエコ「人間辞めても」より)
こんな普通のオヤジが聴かない歌に嵌っている私はやっぱり
コアなオトンですか?