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R-1 グランプリ [お笑い]

R-1グランプリ

今年初めて通して観ましたが、
これは私の感性に合わないなと思いました。
全体的に面白く感じませんでした。

救いはあべこうじが優勝したことぐらい。

あべこうじは、普段はうざい芸人だと思っていましたが、
番組では一人だけ漫談で真っ向勝負していたし、
聴きとりづらいところはあったけど、面白かったです。

板尾創路のブレの大きい審査に
陣内孝則が物言いをつけていましたが、
私は陣内支持派です。

感性の違い、好き嫌いがあるのは構わないけど、
他の審査員よりも点数の上下の幅が大きいのは問題だと思いました。
一人の審査員で優勝を決められないけど、
誰かを落とすことはできますからね。

おそらく、いとうあさこの芸を、面白いと感じるタイプの人は、
みんな不満だったと思います。

そもそも、話術なのか、ネタの質なのか、
ブラックでニヤリと笑うネタがいいのか、
バカらしくて大笑いしてしまうネタがいいのか、
番組が求めているものもよくわからない。


というか、
お笑いに絶対的なものなどないから、
元々、こういう競技化に無理があるんですよね。

伊東四朗が「自分は場違い」とコメントしたのは、
芸人としてのささやかな抵抗かなと思いました。


たぶん来年は観ません。


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天満天神繁昌亭 [お笑い]

天満天神繁昌亭に落語を聴きに行ってきました。

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最近は西も東も落語ブームとやらで、
なかなかのんびり聴けない環境になっていますね。

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繁昌亭の寄席も大変な人気で、
たまたま買えたチケットが、
「夏夜の怪談」と題した会。

誰が出演するか、演目は何か、
全くわからないでゲットしました。

ちなみに、私、上方落語の知識はほとんどなし。 
先日、桂米團治師匠の独演会を見る機会がありましたが、

上方落語も面白いなぁ、
ちょうど、大阪へ行くし、
噂の繁昌亭へでも行ってみようかなぁ、


これが動機でした。

当日まで忙しかったこともあり、
予備知識ゼロのまま大阪へ移動。

地下鉄を乗り継ぎ、南森町駅で下車。

土地勘がないので、天神橋筋できょろきょろ。
お上りさん状態。

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繁昌亭の場所はすぐにわかりました。

しかし、礼儀を失してはいけないので、
隣の天神さんへお参り。

2009080501.jpg


ちゃりーん!ぱんぱ~ん!

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こちらは登竜門

元は、鯉が上りきると龍になるという言い伝えのある黄河の急流のことですが、

日本では立身出世の関門を「登竜門」と呼んでいますね。

2009080504.jpg


さて、繁昌亭へ。

私が着いたときには、200ほどの席はほぼ満席。

子供、若い男性、夫婦、サラリーマン、お年寄り
客層が実にバラエティに富んでいますね。
さすがお笑いの本場、上方

出演者と演目は、

露の団姫(まるこ) 平林

露の團六 近日息子

露の團四郎 青菜

いわみせいじ 漫画ショー

露の團四郎 怪談話「摂州皿屋敷」

楽しかったですね。

来る前は、大阪まで来て怪談話もどうか、
と思っていましたが、
杞憂でした。


素人なりの感想としては、

団姫さんは、まだ固い感じがしました。
若いし、独特の魅力はあるし、
味のある落語家になってほしいですね。

なんとなくNHKの朝の連ドラで、
お目にかかることにでもなるのかな?
とか思いました。

團六師匠の「近日息子」

枕は、グダグダの世間話でしたが、
本題に入ると一転!
バカ息子に怒る父親、仲間のぼけに突っ込む
”いらち”?芸に大爆笑しました。

いわみせいじさんの漫画ショー。
芸人ではないとのことで、ぎこちない語りでしたが、
墨で描かれた一見意味がないように見える線が、
一瞬で意味のある絵に変わって、「へ~ェ」と驚く、
昔からある芸ですが、

不思議と引き込まれてしまいました。

團四郎師匠。

私は不勉強で知りませんでした。
隣のご主人が「うまいなあ」とつぶやいていましたが、
味があるし、聴かせますね。

怪談話では途中、詰まる部分がありましたが、
問題ありませんでした。

玄人には玄人なりの見方があるでしょうが、
私ら素人にとっては自分の壺に入って笑えるかどうか。
笑顔で帰れればいいのです。

来てよかったと思いました。

2009080505.jpg

帰り、
お客さんのお見送りをする團四郎師匠と
思わず握手してしまいましたが、

師匠の「誰やろ?このおっさん??」
という顔が面白かったです。^^

やはり、東京から直行したので、
空気が違ったんでしょうね。

また、来ようと思います。


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だるま食堂、笑点にご出演 [お笑い]

お姉さま3人組コント・グループ 
だるま食堂 が5月10日の「笑点」にご出演です。

だるま食堂 出演情報
http://hw001.gate01.com/darumashokudou/joufou/joufou.htm

テレビは本当に久しぶりです。

90年代によく寄席番組でお見かけしましたが、
一度活動を休止していたこともあり、
テレビ的には、”忘れられた”コントグループになっています。
同じ女性三人組の森三中より、
キャリアも腕も遥かに上なんですがねェ。

定番は、おバカ連発のボインボインショーですね。
シュープリームスを連想させる
超グラマーなコスチューム(というか着ぐるみ)に身を包み、
ハイブロウなネタが来るかと思いきや、飛び出すのはオヤジギャグ。^^

「笑点」の客層なら鉄板ネタかもしれませんが、
テレビの枠の中ではどうかなあ?
約束事が分かっていないと面白く感じないかもしれません。

むしろ、彼女たちの真骨頂であるドタバタコントで勝負してほしいですね。
傑作が多数ありますよ。
私は、リーダーの森下さんが、他の二人の狂気に腹を立てながら、
だんだん巻き込まれてしまうパターンが好きです。

どのネタをやるのでしょうか、気になります。
森下さんのあの絶妙な突っ込みは出るのかな?

楽しみです。

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ナンセンストリオ [お笑い]

朝刊に、元ナンセンストリオの前田隣さんの訃報が載っていました。 

1960年代でしょうかね。

テレビをつけると、演芸番組ばかりの時代がありました。
牧伸二司会の、「大正テレビ寄席」、
人気落語家揃いの大喜利「末広珍芸シリーズ」が目玉だった「日曜演芸会」
「笑点」も、そのころに若手落語家を登用してのスタートだったと記憶しています。

漫才師も多く登場しました。
てんやわんや、千夜一夜、ピーチクパーチク、チックタック、Wけんじ・・・

懐かしいですねェ。

当時、特徴的だったのはトリオの流行でしょう。
演芸番組によく出ていた三人組といえば、

てんぷくトリオ
もう伊東四朗しか残っていませんが、
年配の方は、口の周りに墨を塗り、間抜けな盗賊に扮した
三波伸介の顔を覚えているでしょう。 
びっくりしたなァ もぅ~

トリオ・スカイライン 
アズマックスの父、東八郎が唐突に歌う「こもろ~~!」が受けました。
小島三児のボケも売りでした。

トリオ・ザ・パンチ
コント中心で決め台詞は、リーダー内藤陳の「ハードボイルドだど
ハイセンスだが、子供は笑えなかったです。

ギャグメッセンジャーズ
コント中心だが、特に決め台詞がなく、説明が難しいです。
というか、どういうネタだったか思い出せません。

天兵トリオ
メンバーの一人が女性だった。コントというより軽演劇だった記憶があります。

そして、ナンセンストリオ

この三人も、演芸番組にはひっぱりだこでした。
前田さんは三人の中ではヒョロッと背が高く
忍者の扮装にちょび髭
 

親ガメのぉ~背中に小ガメをのせてぇ~
小ガメのぉ~背中に孫ガメのぉせぇてぇ~
孫ガメのぉ~背中にひ~孫ガメのせてぇ~
親ガメぇ~こけたらぁ、
コガメマゴガメヒーマゴガメコケタ。

前田さんが最後の早口言葉をとちっては、リーダーにピコピコハンマーで叩かれる。

それだけのネタなんですけど、当時は大笑いしました。

毎年、櫛の歯が抜けるように、
当時の芸人が去って行ってしまうのは淋しいですね。

冥福をお祈りいたします。


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だるま食堂・お床と女 [お笑い]

だるま食堂のロングランコント「お床と女」が、10月23日から28日まで、下北沢の「劇」小劇場で上演されています。
その初日に行ってきました。

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だるま食堂のライブへ行く [お笑い]

下北沢「劇」小劇場でだるま食堂のライブを観てきました。
だるま食堂は、女性三人組のコントグループ・・・というか、わたしの頭のなかでは好きな三人組女性コーラスグループ。

当劇場の「落語ジャンクションin下北沢 年末スペシャル5DAYS」と題した12月25日からの5日間の出演者日替わりのライブのうち、28日が”だるまの日”でした。タイトルは、

特別スペシャルバージョン ボインボインショー&爆笑コント

約1時間半、「だるまワールド」を堪能してきました。

だるま食堂は森下由美さん、星野恵里さんの姉妹に小柄なさとうかずこさんを加えた女性3人組です。結成から約20年、1990年頃はテレビの演芸番組にもよく出演していて、当時から好きなグループでしたが、その後見かけなくなっていたので、やめちゃったのかと思っていました。
実際に5年ほど活動を休止していて、2000年に活動再開。三人の実力は折り紙付だし、わかりやすくて独特の空気が面白いし、ライブのたびに新しいファンが増えているはずです。

昨年、偶然だるま食堂のライブを見る機会があって、それから何かと気になっていました。
小劇場を回るライフスタイルを私は持ち合わせていませんが、今回彼女たちの単独ライブがあると知り、これは観にいかなきゃ後悔するぞ、仕事納めの酒宴をこっそり抜け出して下北沢までやって来ました。客席は30,40代のおじさん、おばさんが中心。今回は二十歳の私の娘が一緒についてきてくれました。

楽しいですねえ~

とにかく歌が上手!!
ネタに移らないでいいから、しばらく歌っていてほしいと思うほどきれいなハーモニーの歌があります。
冒頭に「ハモる謎の少女」というコントをやってくれました。献血の呼びかけに、子供がいたずらでハモる、ハモっているうちにだんだんハモられる方もハチャメチャになっていくというコントですが、美しいハーモニーの「だるま食堂」だからこそ出来るネタでしょう。
このネタ、確か昔見た記憶がありますが、何回見ても面白いです。

森下さんのツッコミが最高!
絶妙のタイミング、コメントの意外性、私の娘も同じ感想を持ったようです。娘は、「あかさたなマンボ」のナ行と、「肉体の日本列島」お気に入りと言っていました。若い人にも喜んでもらえそうです。
といっても、これを読んだ人は何のことかわからないでしょうね。

そして、定番の(?)ボインボインショー
3人がそれぞれ、緑、黄色、ピンクの巨大カツラを被り、胸とお尻が超グラマーの、ダイアナ、ルーシー、マリア、になって歌って踊る楽しいショー。コスチュームは60年代の黒人女性ボーカルグループを彷彿とさせます。

今回はやりませんでしたが、「パンジー、パンジー、サンショクスミレ~ ア~ハァン?」 「サ~ン キュ~ゥ」 とか訳がわからないのですが、とにかく嵌ると抱腹絶倒!!

このだるまワールドをうまく文章で表現できない苛立たしさ。。。

      

テレビでも見たいけど、一部分だけ切り取ると「寒い」ネタも多いし、一分間でアピールしなければならない現在のテレビのお笑い番組の空気には合わないかもしれませんね。でも、個人的にはもっと歌を使って欲しい。シュープリームスがコントを始めるみたいな意外性が好きなんです。

だるま食堂を知らない人には何のことかわからないでしょうが、機会があったら、ぜひご覧ください。特に洋楽とお笑いがお好きな方にお勧めです。
来年10月には、また同じ劇場でロングラン公演があるとのこと。忘れずに手帳につけておかねば・・・。


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姉様キングス [お笑い]

9月15日に亀有りりあホールで、林家彦いちの独演会を聞いた(→ 亀有へ行く) のですが、そのときにゲストが二組あって、うち一組がダルマ食堂の三人組。もう一組が姉様キングス という男女(?)漫才コンビでした。

姉様キングスは、誰もがそのコンビ名を「殿様キングス」から持ってきていると分かるインパクトのある名前なので、聞いた記憶はありました。が、どういう芸をするのかは全く知りませんでした。

ネットで調べたら、桂あやめと林家染雀の上方の落語家二人が99年に結成した音曲漫才コンビだそうです。

二人とも、芸者の格好で白塗り。林家染雀は三味線もったオカマキャラ。あやめ師匠が弾いているはなぜかバラライカ。

都々逸、ストトン節、阿呆陀羅経 と続く上方の伝統芸の拍子にのせて、今の世相をバサリと切り落としていました。テレビでは披露できない、右寄りの人が激怒しそうなネタもあったりして、ちょっとしたスリルも味わえました。

素晴らしかったですね。最初、とっつき難いですが、慣れると美味しい草屋の干物。もう一度見たいと思いました。

関西では有名なコンビなのでしょうか?

         


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亀有へ行く [お笑い]

ピンボケですがJR常磐線 亀有駅です。

        

パスネットで自動改札を通過しようとしたら、ピンポンピンポンピンポン!!

ほとんど東京メトロの電車しか止まらないのに、なぜ、パスネットが使えない!!

 

頭にくるなあ!!

 

まあいいや

 

え~・・・亀有といえば・・・・

 

 

 

 

なか卯の牛丼 並390円

 

うそです。

なか卯はあちこちにあります。

やはり

亀有といえば・・・

 

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 

       

亀有は、アニメでも有名な「こち亀」の舞台ですが、こちらの交番は南口の交番で、秋本治のマンガのモデルになった交番は北口のかわいい交番の方だそうです。少年ジャンプの連載って、まだ続いているんですよねえ。

 しかし、

交番ウォッチングで亀有まで来たのではありません!

 

友人のお誘いで落語を聞きにきたのです。

正直、このブログを書き始めてから、こういうお誘いがあるとネタになるものだから、ホイホイ乗ってしまうようになりましたね。

活動的になっていいんだけど、少し根性が汚くなったような気がします。

 

場所は、南口駅前、イトーヨーカドーの上の「亀有りりおホール」です。

写真はまたまた、ピンボケ

        

 

林家彦いち師匠の独演会がありました。

        

落語はあまり詳しくありませんが、林家木久蔵門下、今一番勢いのある落語家の一人です。

ホールのロビーに立っていたら、開演20分くらい前に、そっくりな人が通ったので、お兄さんか誰かかが来たのかと思っていたら、本人だったようです。

舞台で、上野鈴本から急いで駆けつけたと説明していました。ついでに、地下鉄で入って、JRの自動改札を出るときピンポンピンポンピンポンとインターセプトされたことをネタにしていました。

やっぱり、みんな同じ事を思うよ。

彦いち師匠は、暴走する車屋の噺と、自伝をもとにした新作落語で客席を沸かせていました。

 

 500人ほど収容できるホールの入りは9割といったところだったでしょうか。平均年齢は50をはるかに超えていましたが、若い人もチラホラ見かけました。

         

 テレビでみるお笑いのバカ騒ぎに食傷気味になっているので、テレビで見る機会が減った落語を見ると逆に新鮮に感じます。

 

で、実は、私のこの日のもう一つのお目当てはゲスト。

女性3人組 だるま食堂 です。

というか、彦いち師匠には悪いけど、わたし的にはこちらの方が今日のメインでした。

 

お三方。大好きな、外人トリオネタをやってくれました。

赤、緑、黄色の派手なカツラに、胸に二つ、お尻に一つ丸いものを詰めた超グラマーな外人に変身したコスチュームで登場。

いきなりパワフルなコーラスを聞かせてくれました。

60年代の黒人女性ボーカルグループのパロディーと勝手に解釈しておもしろがっていますが、彼女たちはシュープリームスのモノマネができるほど歌が上手いのにコントのネタは寒い。(笑)

でもそれを寒いと感じさせない抜群のコンビネーション!!

女性三人組では森三中が人気だけど、実力が全然違います。

都会的な洗練されたネタもできるのに、庶民的で気取らないアンバランスが好きです。

 

ワン   ツー  サンバ!! 

周りのご年輩たちと一緒になって、右手を突き出していました。

といっても、なんのことかよく分からないでしょうね。寒いネタなんですけど、おもしろいんです。

機会がありましたら、是非ご賞味あれ。

      


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「お笑い」は奥が深い [お笑い]

日曜(21日)の夜、何気なくNHKスペシャル「笑いがビジネスを変える」と言う番組を見ていた。
社員のストレスを減らすためにお笑いを生かそうと、IT企業の経営者が集まって「笑力研究会」なるものを作って勉強している姿が紹介されていた。

最初は、シャレでこういうことを始めたのかと思って見ていたら、どうも当人たちは大真面目で、ホワイトボードを使って研修をしたり、伊東四朗や大道芸のプロに話を聞きにいったりの映像が流れていた。

こういうものは、真面目になればなるほど傍から見て天然で笑えるものだが、如何せんやることが中途半端なものだから、正直アフォとしか思えなかった。

笑いを持ち込んでストレスのない職場を作る、という考え方自体は結構なことだと思う。
でも、社長がこの研究会に参加した結果、「私はこういう笑いの極意を身に着けた。今からおもしろいことを言うから君たち笑いなさい!」ってやるつもりなのかいな?
もしも私が社員で、そんな場面に立ち会っていたら、苦笑いしかできないだろう。

私が思うに、職場に限らず、家庭でも友人との集まりでも、笑いが起こる雰囲気になるためには、そこにいる人たちの「共感力」が必要だと思う。

同窓会が盛り上がるのは用意しなくても共通の体験という共感できる材料があるからだし、死ぬほど笑える子供のビデオも他人が見たらおもしろくないのは単に共感できないから。
こんなこと小学生でも感覚的にわかる。

だから、「どうすれば職場に笑いを持ち込めるか」を勉強するなんてピンボケもいいところで、番組中、伊東四朗の「お笑いはお客が作るもの」、大道芸のプロの「笑える雰囲気作りが大事」という言葉は強烈な皮肉に聞こえた。

そもそも、経営者は社員と同じ目線で物事を見る立場じゃないのだから、最初から無理して笑いを取ろうなどと考えないほうがいいんじゃないすか?
それよりも、上司が来ないリラックスできる空間を作ってあげるほうが、余程会社にとってプラスになると思うんだけどねえ。

などと考えていたら、寄席を見に行きましょう、というお誘いが来た。

というわけで、久しぶりに浅草演芸ホールまで行ってきました。

5月の下席は落語協会の番で、多歌介、歌る多、一朝、小円歌・・・う~む。
落語ファンにはお馴染みだろうが、私にとっては初めて聞く名前ばかりだ。

最近は自発的に落語を聞きに行くことがないし、テレビを見ても寄席番組が少ないこともあって、若手の噺家は顔と名前が全然一致しない。
やや疑心暗鬼で舞台を見つめていたが、杞憂だった。

演芸ホールという閉じた空間で生まれる「共感」もあるのかもしれないけれど、顔の表情を見たり、語りを聴いているだけでゲラゲラ笑える。芸の力は凄い!!

三遊亭歌る多、三遊亭小円歌

どちらも女性だが、いやあ~ 味があるし、うまいですねえ!!
後で聞いたら、歌る多は女性最初の真打だっていうし、三味線漫談の小円歌なんかももっと広く知られていてもいいのに・・・ていうか、私が知らないだけかな?

やはり、「お笑い」をテレビばかりで見てちゃいけない と反省!

とりの三遊亭歌司師匠の名演に見入りながら、「お笑い」を軽々しく語る自分が恥ずかしくなるのであった。


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だるま食堂!! [お笑い]

前触れもなく、「若手のお笑いライブへ行きませんか?」というお誘いが来た。

最近は若手お笑い芸人に食傷気味だ。以前、この手のライブを見に行ったことがあるが、ネタはおもしろくないし、お客さんも若い女の子ばかりで居心地は悪いし、途中で出てきてしまった。

今回は折角のお誘いだし、最近はいやなニュースが多くて少し気分転換も必要だと思い行くことにした。

場所は、下北沢の駅前「下北空間リバティ」というライブハウス。「絹11」というタイトルのライブで、6組の芸人やユニットが出演するのだが、聞いた事のない名前が並んでいる。

ところが、ゲストの名前を見てびっくり!

だるま食堂!!     

だるま食堂といえば、女性3人のコント・グループで、90年頃はよくテレビにも出演していた。

当時の出し物は、トラディショナルな芝居仕立てのコントが中心だったが、時々シュープリームスみたいなコスチュームを身につけて、

♪ワタシタチ~ワ・ガイジンナ~ノヨ~

と歌っては順ぐり「ア・ハン」とやる、「わけがわからない」ネタには笑った。

うまく説明できないが、百聞は一見に如かず。とにかくおもしろかったのである。

 

最近はどうしているのだろうと思って、ネットで検索してみたら90年代中ごろに活動を一回休止し、5年前に復活したのだそうだ。

復活したなんて全然知らなかった。私のような一般人にとってはテレビに出ない芸能人の情報は皆無に等しい。

うれしくなり、モチベーションを右肩上がりにしてライブハウスに着くと、客層のうち若い女性は半分以下、それも比較的年齢層が高いのでほっとした。

オヤジも結構いた。元ニュースペーパーの松元ヒロさんが出演されていたということもあるのだろう。

で、肝心のダルマ食堂はというと、面白さも三人の体型も90年代のまま、期待を裏切らない爆笑芸だった。

 今のバラエティー主体のテレビの空気に、彼女たちの緻密に計算された芸は合わないのかもしれないが、たまにはテレビで見てみたい。

              

               「ジュンと」「ネネ」    「知りません」


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