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彦根城 [旅行]

彦根城。日本の名城の一つです。

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私、金曜日に名古屋に滞在していまして、思うところあり、
翌日、京都まで足を伸ばすことにしました。

しかし、大名旅行ができる状態ではないので、
在来線で移動することにしました。

そこで、どうせなら途中下車し、
こういう機会でもないと行かない場所へ行ってみよう、
いい場所はないだろかと探していて、
途中に彦根城があることに気がつきました。
彦根は米原の隣りの駅です。



早朝の名古屋駅。

7時5分発米原行の区間快速に乗り込みました。
直通で米原まで行ける電車はこれしかありません。

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岐阜、大垣方面。
新幹線が開通する前は、東海道本線として
東西を結ぶメインコースでしたが、
現在は地元の人以外ほとんど使うことはないでしょうね。

駅前に老朽化した建物が目立ちます。
車窓からは、なんとなく淋しい印象を受けます。

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大垣を過ぎ、関ヶ原から山の中を走り、
約1時間で米原へ到着。

ここで姫路行き新快速に乗り換えます。

米原から約5分で彦根に到着。
ここで途中下車をし、彦根城を目指します。

駅前には井伊直政公の銅像がデーン!
直政は彦根藩初代藩主です。

彦根市では現在
「井伊直弼と開国150年祭」が開催されています。

良く知りませんが、市を挙げての井伊直弼特集といった感じでしょうか。

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駅前の通りを西へ真っ直ぐ歩きます。
10分ほどで、城壁が見えてきました。

重要文化財の二の丸佐和口多聞櫓。

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次はその裏にある、重要文化財の馬屋。

近世の城でこれほど大規模の馬屋が残っているのは
他に例がないそうです。

ここに藩主用の馬が繋がれていたんですね。

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表門の東の彦根城博物館

井伊家に伝わる美術品や古文書などが展示されています。

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博物館の中央にある能舞台。

舞台は江戸時代に建てられたままだそうで、
現在でも、能や狂言が上演されています。

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彦根城といえば、

最近人気のヒコニャン。

登場は10時半からとのこと。
重役出勤かよ!^^

朝早かったので、会えませんでした。

残念!


さて、表門から城の中へ入ります。

いきなり坂です。

完全に山登りですね。

写真右の石垣の上は「天秤櫓」。

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敵の攻撃などの非常時に、橋が落とされるそうです。

ここは時代劇のロケでもよく使われていたそうで、
確かに、デジャヴ現象が起こりそうです。

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さらに坂を上り

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「太鼓門櫓」

ここが本丸への最後の関門。

日本に城は数々残っていますが、
たいてい天守閣だけが復元され、

櫓や門はあるのかないのか分からない状態になっているところが
多い中、彦根城は表門から天守まで、
ほぼ昔のまま保存されています。

本当、素晴らしいですね。

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明治初期の廃城令で、
この城も解体の危機にあったそうですが、

大隈重信の上奏で、まるごと保存されることになったとか。
よかったですねェ。

周りに余計な現代的建築がないし、
江戸時代にタイムスリップできます。


いよいよ丘の頂上。
着見台と呼ばれる場所へ来ました。

いい眺めです。

天気が良ければ琵琶湖が一望できそうです。

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国宝の天守。

石垣は牛蒡積と呼ばれる方式だそうで、
茶色がなんとも言えない、
独特の美しさがありますね。

天守内も、ほぼ当時の造りのまま残されています。
大阪城や名古屋城とは大違い。


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松本城もそうでしたが、

こういう原型のまま残っているお城って
少ないですよね。

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丘を北東に下り、
中国風の庭園 玄宮園に来ました。

ここから見える彦根城は美しいです。
雨が降っていましたが、しばらく見とれてしまいました。

来て良かったです。絶対お薦め。

 

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