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競技としての漫才 [テレビ]

日曜日、若手漫才師の賞金大会、M-1グランプリを観ました。

今年で8回目になるそうですが、実は私、毎年見ています。
しかも、昼間の敗者復活戦から・・・・。 

今年は、決勝に進出した、ナイツ、NON STYLE、オードリーのうち、
NON STYLEが優勝賞金1000万円をゲットしました。

個人的には、ナイツとオードリーの方が好みでした。
ナイツは緻密に計算された突っ込みが面白かったし、
オードリー春日の狂気には腹を抱えて笑いました。
NON STYLEの漫才は、正直私にはスピードが速すぎました。 

結果には、「妥当」とか「無難」という言葉が浮かびますが、
島田紳助の「好みの差」という発言が、
予防線を張っているように聞こえてしまいました。

お笑い好きの私の子供たちが、
「突っ込みがすごくうまい」とか、「テンポが悪い」とか、「あっ!噛んじゃった!」とか、
オリンピック競技のような見方をしていたのが面白いと思いました。

たかだか二十歳すぎの娘がなにイッチョマエに、なのですが、
近頃の若い女性たちは妙にディープです。

今はこういう風に、漫才を“競技”として見るお笑いファンも多いのかもしれません。

ならば審査基準も、フィギュアスケートのように技術点と、
芸術点ならぬ爆笑点でも作ったほうが、まだ分かりやすくなっていいと思います。
今後も、全国区の番組としての権威を保ちたいなら、
上方に偏った審査員の顔ぶれも見直した方がいいでしょうね。

最近、お笑いの世界もテクニカルな受験勉強みたいになってますよ。
「M-1グランプリ」も試験の最高点争いのように見えます。

何となく、そこそこの味のコンビニ弁当ばかり
食べさせられているような気がして、飽きてきました。

私がいま食べたいのは、一見これは食えねえだろうと思いながら
恐る恐る食べてみたらはまってしまうような料理。

こういうものは好みの差があるから、
きっと、M-1という競技では勝てないんだろうな。


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