ミッチ [テレビ]
最近、テレビでときどき「みっちー」という若手芸人を見かけます。
福山雅治によく似ているけど、芸に品がないし、おもしろくないです。
ところで、この「ミッチー」という愛称は、古くからありますね。
皇后美智子様ご成婚のときの「ミッチーブーム」
を思い出すのはかなりのご年配。
70年代のディスコブームのときに、
無理やり「ミッチー」になった三橋美智也を思い出す人もいるでしょう。
故人になった渡辺美智雄氏も「ミッチー」と呼ばれていました。
私の子供たちにとって、「ミッチー」は及川光博だそうです。
あなたにとって、「ミッチー」は誰?
これって、年齢がわかってしまう質問でしょうね。
ところで
私、もう一人思い出すんです。
ミッチーではなくミッチですが。
幼少のころの遠い記憶ですが、
「ミッチと歌おう(Sing Along With Mitch)」という番組がありました。
日曜の朝の放送だったと思いますが、
ミッチ・ミラー(Mitch Miller)という、フランク・ザッパを優しくしたような顔したおじさんがメインキャストの音楽バラエティー番組でした。
このミッチおじさん、自分の合唱団(Mitch Miller The Gang)を持っていて、このメンバーがなぜかオヤジだらけ。
しかし、その中に一人だけハンサムな若者がいて、ボブ・マグラス(Bob McGrath)というんですけど、このボブがたいそうな人気者でした。
当時人気のてんぷくトリオの伊東四朗が、「ボク・マグラス」という訳のわからないキャラクターをお笑いに使っていたほどで、テレビCMでもカルピスだったかな?
日本で大ブレーク。お茶の間におなじみの顔になっていました。
その後、セサミストリートの”歌のお兄さん”になったので、そちらでおなじみの人も多いでしょうね。
「ミッチと歌おう」では、アメリカのスタンダードナンバーがよく歌われていました。
その影響だったのか、子供の私は、「草競馬」や「おおスザンナ」など、フォスターの作品が好きで、レコードで聴きまくっていました。伝記まで買ってもらった記憶があります。
番組では、ミッチおじさんの髭も、美しい男性コーラスも印象的でしたが、
女性ダンサーが踊るときにスカートの下からチラリと見えるパンツに興奮していました。
そんな息子の姿を見たのか、あるいは自分が好きだったのか、
普段こういうものには手を出さなかった父親が、
一度だけミッチミラー合唱団の来日コンサートへ連れて行ってくれました。
新宿厚生年金会館の、かなり後ろの席で、
確かに豆粒大の何かを見ましたが、何を観たか、どの歌を聴いたか、
幼すぎて全く記憶に残っていません。
残念です。
♪シンガローン シンガローン
懐かしいですね。