悪魔がにくい

旅先で平田隆夫さんの訃報を知りました。

平田隆夫とセルスターズ

７０年代に２つ、ヒット曲がありましたね。
７１年の「悪魔がにくい」と
７２年の「ハチのムサシは死んだのさ」

タイトル、歌詞のおもしろさから、
「ハチの～」が代表曲扱いされていますが、
私はブレークのきっかけとなった
「悪魔がにくい」がお気に入りでした。

低いピアノの音で始まるのがいいんです。

６０年代後半から７０年代にかけて、
”昭和ポップス”といったらいいのでしょうか？

グループサウンズブームからの流れで
当時流行の英米の音楽をうまく日本流にアレンジした
作品がたくさんありました。

「虹色の湖」「雲にのりたい」「白い蝶のサンバ」
「ブルーライトヨコハマ」「恋泥棒」あたりがそうかな？

この「悪魔がにくい」も当時の名曲の一つですね。

女性ツインヴォーカルで
そのうち、みみんあいさんが当時少ないメガネ女子で
非常に印象的でした。

グループとしては、当時大人気のボサノヴァ・ロック（？）グループ
「セルジオメンデスとブラジル６６」を完全に意識していましたね。
メンバー構成からしてそうだし、
「ハチのムサシは死んだのさ」ではラテンのリズムが入ってます。

「ハチのムサシが死んだのさ」といえば、作詞が内田良平さんでした。
もう、故人だし忘れちゃっていますよね。
ハードボイルドな俳優さん、写真を見れば
あ～この俳優さんかぁ～、と思いだしますよ。

ただし、その時代を過ごしていないとわかりませんがね。

平田隆夫さん、肺がんでしたか・・・。

今年は気になる訃報が多いなぁ。
ご冥福をお祈りいたします