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仁徳天皇陵 [旅行]

前の記事からの続きです。 

折角、生まれて初めて堺市に足を踏み入れたのに、
このまま東京へ帰るだけでは勿体ない。
堺と言えば、あの有名な世界最大のお墓
仁徳天皇陵がある場所。

ということで、
南海電車で中百舌鳥駅から二駅、
三国ヶ丘駅へやって来ました。

世界遺産登録を目指す遺跡ですからね。

観光地ぽいのかな、と思ったら
全くそんな気配はなし。

もっとも、三国ヶ丘駅から、陵の正門まで
すごく遠いことが、あとで分かりました。

2011052015.jpg

一般的には「仁徳天皇陵」として知られますが、

学術的には地名をとって「大仙陵古墳」など
いろいろな名称で呼んでいるそうです。

なにせ、建造されたのが1500年も昔の5世紀。

「古事記」「日本書紀」の記事が頼りですから、
本当のところはよくわからないです。

2011052017.jpg


そんなロマンをかきたてられる場所ですが、

陵を上から眺められる場所がありません。
二次元に広がっているため、
全体像がよくわからないんですよ。

とにかくデカすぎます。

陵の北にある歩道橋がビューポイントだと後で知りましたが、
それでも二重構造になっている濠の内側まではよく見えないようです。

2011052001.jpg

散歩していると、
手つかずの自然が横にある高級住宅地
という印象。

地元民の絶好のジョギングコースですが、
今は観光で行く場所じゃないかも。

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百舌鳥にはかつて100基以上の古墳がありましたが、
多くは宅地化で破壊されてしまったそうです。

日本中どこも同じ傾向にありますが、
この地域はよく残っている方です。

いたるところに、こういう土を盛ったお墓があったのでしょうね。

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20分ほど歩き、やっと陵の南端の濠に着きました。

2011052004.jpg

陵の周囲にはこういう標識が至る所にありまして、

最初、正門が二つあるの?
と、意味がよくわかりませんでしたが、

要するに、陵を一周すると、50+2800、2850mという意味です。

2011052005.jpg

で、ここが正門。

ここから先へは進めません。

中に入れないので、全体がイメージできないまま
フラストレーションがたまります。

2011052006.jpg

南の大仙公園に塔がありまして、
あの上ならよく見えるだろう、
と思ったら

一般に入場できない施設でした。

うーーーん、残念。
堺市観光のお薦めが
堺市役所の展望フロア、という理由がわかりました。

そんな、私の失望に関係なく

釣りや凧あげで休日を楽しむ地元の方たち。

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そんな堺市民の皆さまを横目に、
何となく物足りないので

もう一つの大きな古墳を観に行くことにしました。

仁徳天皇陵から南下

地図に履中天皇陵と記載された大きな古墳。

こちらは濠が一重で、なんとなく全体がイメージできました。

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履中天皇は仁徳天皇の第一皇子。
したがって、仁徳天皇の息子のお墓ということになりますが、

考古学的には、こちらが
仁徳天皇陵より先に建造されたとされているそうで、

ならば、これは誰のお墓???

2011052010.jpg


ということで、

公式には「上石津ミサンザイ古墳」という
名称になっているようです。

中国の古文書に出てくる「倭の五王」
讃 珍 済 興 武 
と紹介された日本の権力者がいた時代。

もっと、記録が残っていればいいのにと思いますよね。

権力争い、女性トラブル
悪女がいたり、不幸な姫様がいたり
絶対にダイナミックで面白い史実があるはずです。

今は、そんなドロドロの過去など微塵も感じられない
閑静な住宅地のどまん中

そこに、ボコッと存在している古代の巨大なお墓

2011052011.jpg


関東には存在しない風景です。

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中百舌鳥球場 [旅行]

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最近は何かと落ち着かず、
ブログの更新もさぼり気味です。

そんな中、仕事で大阪へ行く機会がありまして、
東京へ帰る日が休日。

折角だから、その前にどこかへ寄ってからと
思いついたのが

そうだ!中百舌鳥球場へ行ってみよう!



唐突ですが・・・・

わたくし、東京生まれ東京育ちの
南海ホークスファンでして、

いわば、聖地巡礼みたいなものですな。

南海ホークスの聖地といえば、

一番は本拠地なんばの大阪球場。
現在は「なんばパークス」という大型商業施設になっています。

大阪球場では一度だけ試合を観戦したことがあります。
南海 vs ロッテ

ライトスタンドで木が腐りかけのベンチに腰かけ
レオンの特大ホームランが
上空を通過するのを目撃しました。

そして、今回はもうひとつの聖地というべき場所。

二軍専用の球場があった中百舌鳥です。

水島新司の「あぶさん」にもよく登場した
ホークス若手の鍛練のための
合宿所と練習場のあった場所です。

南海高野線の中百舌鳥駅南口から
線路沿いに東へ歩いて約5分

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大きな団地のある場所に
「中百舌鳥公園・・・」の文字が。

この付近に大きなグラウンドがあったはずです。

2011052025.jpg

事前に調べた住所では、
たしか、このマンションの辺りなんですが・・・・

それらしき痕跡がありません。

思い付きでちゃんと事前調査をしないまま動くと、
現場へきてから、よくわからなくなるという典型的なパターン。

    2011052024.jpg

そこで、通りすがりの地元の方に声をかけさせていただき、
球場のあった場所を伺いました。

その方のお話では、

マンションが建っている辺り一帯がグラウンドだったそうで
今は様変わりしてしまった

とおっしゃられていました。

2011052023.jpg

後でネットで確認すると、

運動場跡地を示す碑もあるようですが、
気がつきませんでした。

う~ん・・・

なんと申しましょうかぁ (オールド野球ファン向け)

肝になる地点が見つからない、というか

残念ながら、関東のホークスファンが来てよかったと
思える場所ではないです。

さびしいですねぇ。

その代わり、
南海電車がグリーンじゃないことを
今回初めて知りました。

2011052022.jpg


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