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ユアヒットパレード [ラヂオ]

ふと思いだしたのですが、

1960年代の日曜の深夜、文化放送で「ユアヒットパレード」という、
リスナーからのリクエストで構成する音楽カウントダウン番組がありました。

私がラジオを聴き始めた1969年、70年ごろには
すでに老舗になっていましたが、映画音楽がよくかかる印象的な番組でした。

60年代、70年代はヒットパレードの時代で、
テレビでは ♪ひっぱれえ ひっぱれえ 
の 「ザ・ヒットパレード」が人気番組だったし、
どこの放送局も似たような番組を放送していました。

当時この手の音楽番組は邦楽中心でしたが、
洋楽は、リスナーがビルボードなど海外の音楽情報誌が
毎週発表するランキングを追いかけていたので、
中身もそれらの影響を受けたものになっていました。

そんな中、「ユアヒットパレード」は「映画音楽」がやたら強く、
なぜ今「鉄道員のテーマ」なの?的、
インディペンデントな番組でした。
今のはやりと違うじゃん、とか思いましたね。

ところで、この「映画音楽」という言葉。
今はジャンルとしてほとんど意味をなさなくなってしまいましたよね。

我が家に、30年以上前のFMからエアチェック(死語?)した
映画音楽特集のカセットテープ(これも前世紀の遺物)が残っています。
「鉄道員」「ドクトルジバコ」「アラビアのロレンス」「ゴッドファーザー」「北京の55日」「大脱走」等。

当時は、切り口は違うけど、ジャズやポップスなどと並び、
「映画音楽」というジャンルが厳然と存在していましたね。
ストリングスで演奏されるイメージかな?
一つの形があったように感じます。

最近では、ジブリの作品の主題歌が印象的ですが、
洋画でも主題歌が話題になることが少ないように感じます。

もっとも、何が歌謡曲で、何がロックかフォークか など
音楽を分類しようとすること自体無意味なんですけどね。

私の場合、「映画音楽」という言葉からは
「ユアヒットパレード」のことを思い出し
懐かしくなります。
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