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みんなのうた 4 ever ★ ミドリカワ書房 [音楽]

今年1月に発売された、ミドリカワ書房の4枚目のアルバム
みんなのうた 4ever」を、今頃になって聴きました。

minnanouta4.jpg

ミドリカワ書房については、
改めて説明するのが面倒くさいので、
興味のある方は、前の記事wikipediaを見てください。

ミドリカワ書房の店主
ミドシンこと緑川伸一は、自称 「J-POP界の無頼派」だそうですが、
オヤジ世代の私にとっては、60年代フォーク、
加川良や岡林信康が活躍していた時代を連想させる
ノスタルジックな空気をもったシンガーです。

離婚、DV、いじめなどの社会問題を取り上げるのは、アーティストとしてリスクが大きいでしょう。
しかし、彼の場合は、作品として上手く仕上がっているので安心して聴けるところがあります。

ただ、このアルバムは過去の3作品と比べ、
少しインパクトが弱いかな?

彼女が実は男だという、「愛なるは」
はるな愛を逆さにしたわけで、確かに面白い。

夫婦喧嘩をルンバのリズムにのせた「喧嘩口論」。
越路吹雪の「ラストダンスは私と」を思い出しニヤリとさせられます。

それなりに楽しめます。

ひきこもり、宗教にはまった姉、いじめ、単身赴任 など
相変わらずテーマがへヴィで、いい根性ですが、

不治の病がテーマになっている「妹の日記」のように、
ストレートで聴く気になれない曲もいくつかあります。

やはり、胸にぐっと響くのは、
「笑って俺についてこい」(みんなのうた+αに収録)の歌詞にあるような、
目の前の現実に怯えながら、 「笑え」 とつぶやく
希望です。

さすがに4作目となると、
だんだんと中身が薄くなってきているような、
自分で自分を枠にはめてしまっているような

そんな感じがしますねぇ。

リンゴガール のような、ほのぼのした作品をもっと書けば、
より幅広い層に支持されるシンガーになるのではないか、

そう思うんですがねぇ。

しかし、迎合しないところが、またいいのかな?

(もっとも、「リンゴガール」には、ほのぼの終わらない続編がありますが。。。)


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