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財津和夫 コンサートツアー2010 [音楽]

財津和夫さんのコンサートへ行ってきました。

「財津和夫 コンサートツアー2010」と銘打ち、
7月まで、全国22か所を回るツアーで、
この日の会場、府中の森芸術劇場が2回目になります。

2010020501.jpg

「Wake Up」から、アンコールの「夢中さ君に」まで
全部で21曲。
もうすぐ62歳ですが、爺ちゃんといっては失礼なくらい元気。

昨年秋に8年ぶりのオリジナルアルバムが出たばかりですが、
アルバムからは2曲だけで、
TULIP時代の曲をちりばめつつの、
全体的には落ち着いた、大人の雰囲気のコンサートでした。 

私は、TULIPの熱烈なファンというわけではないので、
知らない作品も多く、半分以上が新しい名曲探しの時間でした。
一緒に行ったカミサンは、歌詞が聞き取れず、
洋楽を聴いているみたいだとの感想を漏らしていました。

財津さんの作品は、ビートルズの影響を強く受けていることもあり、
リバプールやバブルガムの香りがします。

得意のミドルテンポのナンバーは、親しみやすく安心して聴けますが
最近の作品はやや退屈という印象がぬぐえません。
マニアックな表現ですが、
90年代のムーディ・ブルースを聴いているような感覚。
ポップな音楽へのこだわりは、同世代のジャスティン・ヘイワードの作品と
共通する部分があると感じました。

やはり、身体に染み込んでいるのは、TULIPの70年代の作品ですね。
大声での「心の旅」の合唱は楽しいし、
「青春の影」は聴き入ってしまうし、
「サボテンの花」を思わず口ずさんでしまう、

推定平均年齢50歳+αの観客の大半も、
懐かしいメロディーが出てくると、急にテンションが上がります。
アーティスト側は新曲もやりたいだろうし、
この手のコンサートにつきもののジレンマでしょうね。


ところで、財津さん、
ため息をつきながら、「齢をとりましたねえ」 とポツリ。

貧乏な大学時代の話をした後、
弾き語りで「ぼくがつくった愛のうた」を歌いました。

ご存じ、1974年のTULIPのヒット曲ですが、
この歌の後半

 ♪長い月日が風に流れ 僕らの子供も恋をして
  家を離れていったとき 小さなシワがまた一つ

こういう歌詞があります。

当時は、何、甘い歌を歌っとるんじゃあ!!ごるぁ、
と、硬派ぶっていましたが、

「長い月日」が経った今、
改めて聴くとすごく感慨深いですね。

齢をとったのかなぁ~


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