バターボールの味 [食べ物]
先日、100円ショップで、懐かしいものを見つけました。
バターボール!!
バターと水あめを混ぜて固めた飴。
かつては、キャンロップやコーヒーキャンディーとともに、
子供のお菓子の定番でした
お祭りなどでもらう袋の中に、
必ずと言っていいほどバターボールが入っていました。
おそらく、ちょっと長く生きている人にとっては、
好きとか嫌いとか言う前に、
その味が脳に刷り込まれているはずです。
最後に食べたのは一体いつのことだろう?
う~ん、思い出せません。
思わず、棚に手が伸びてしまいました。
この甘さ、バターの味のまろやかさ。
懐かしい~!!
しかし、バターボールってこんな形をしていたっけ?
もっと形がまん丸だったんじゃないだろか?
袋の後ろを読んでみると、
製造者は「大一製菓株式会社」となっています。
岐阜県大垣市の菓子メーカーだそうです。
あれ?
バターボールの本家って???
昔、食べたものとは全く違うものなのかなぁ???
疑問が湧いたので、
「バターボール」について、ネットで検索してみました。
すると、
バターボールを日本で初めて生産したのは篠崎商店という会社でした。
昭和10年ということですから、今から74年前です。
篠崎商店とはのちの篠崎製菓です。
この会社の商品では何といっても、
♪ライオネスコーヒーキャンディー ライオネスコーヒーキャンディー 本場のコーヒーの味・・・
歌えるでしょ?
あのコーヒーキャンディーで有名な会社です。
そういえば、最近は篠崎製菓の名前を聞きません。
いろいろあって、平成7年に社名が「ライオン菓子株式会社」へ変わっていました。
同社のホームページをみると、
なんと!
今でもバターボールを販売しているじゃあ~りませんか。
こりゃ、本家のバターボールも食べなければいけない!!
そう思い立ち、アメ横へ。
林家三平のコマーシャル
二木二木二木二木二木の菓子
でおなじみ「二木の菓子」に、ライオン菓子のバターボールがありました。
ただし、小売店にはないお徳用。
ホームページにあるお手頃サイズのものがありません。
100粒以上入っていまして、こんなにたくさんはいらない。
別のところを探すことにしました。
とりあえず、横に味覚糖のバターボールが置いてあったので、
こちらをゲット!
味覚糖のバターボールも、昭和27年から販売している
歴史のある商品です。
しかし、ご本家ではありません。
味は、大一製菓と比べ上品ですね。
それもそのはず、大一製菓が材料にマーガリンを使っているところを、
味覚糖は生クリームを使っています。
価格も、大一製菓が19粒で安いところで98円で買えるのに対し、
味覚糖のものは、同じ19粒で126円もします。
高級バターボールですね。^^
確かに美味しいけど、あまり懐かしいという感じがしません。
昔のことだから、
飴の材料にに生クリームを使うことはないと思うんですよねェ。
もしかしたら、マーガリンの味を懐かしく感じるのかもしれません。
こうなると、
なんとか、本家ライオン・バターボールも試してみなければなりません!
そう思って、探してみますが全然みつからない。
そもそも、バターボールを置いているコンビニやスーパーが少ないんですよ。
やはり、アメ横へあのデカイ袋を買いに行かなくてはならないのか。
そこで、どこで売っているのか、
ライオン菓子へ直接電話して聴いてみました。
親切に教えてくださいましたよ。
その担当の方のお話では、
関東近辺では、OKストアーにしか置いていない
とのことでした。。
(あと、セブンイレブンの通販でも買えるそうです)
OKストアーは、安くて有名な、
最近テレビでも話題になっていたスーパーです。
で、早速、
あったぁ~!!
ライオン バターボール!!
23粒入って114円です。割とお得。
そう、これこれ。
この包装、この丸さ。これですよ。
さて、味です。
う~~~ん・・・・・
わからない・・・・・
これだった・・・かなあ?
材料を見ると、
味覚糖と同じく生クリームが使われています。
美味しいんだけど、なんとなく、違うような???
なぜか、大一製菓のバターボールの味が一番懐かしく感じます。
昔食べたバターボールは、もっと、バタ臭い?
いやマーガリン臭かったのかもしれません。
正直、よくわからなくなりました。
バターボール、たまに食べると美味しいです。