船頭さん [出来事]
先日、私の職場にいるオヤジさんがぼやきました。
「おれは余計なことは言わないよ。もう船頭の六十だから」
「船頭の六十? なんですか?それ」
「唄であるだろ ”船頭さんは今年六十の おじいさん” って」
「はあ?」
話を横で聞いていた別のもうすぐ還暦のオヤジさんが
「知らないの?童謡にあるだろ。 ♪ 村の渡しの 船頭さんは 今年六十の おじいさん って」
「知りませんね。」
バカにされてしまいました。
家で調べると、確かに「船頭さん」という童謡があるんですね。
知らないのは自分だけなのか。
でも、カミサンや自分の年齢に近い人たちに聞いてみても、
みんな知らないという。
70代の私の母に聞いたら、知っていました。
世代によって認知度が違う歌なのかな?
村の御用や お国の御用 みんな急ぎの 人ばかり
西へ東へ 船頭さんは 休むひまなく 船をこぐ
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
おじいちゃんだけど、元気に働いているという歌だから、
「船頭の六十」は、そうネガティブな意味でもありませんよね。
そういえば、辞任した総理が72歳。
67歳の自民党総裁候補や66歳の民主党の代表も
村の船頭さんよりずっと年上なんだよなァ。