愛のきずな [音楽(愛の××)]
時代を象徴する女性の名前ってありますね。
今、メディアに登場する名前でやたら多いのは、”愛”のつく名前です。
女優では、少し前に”涼子”が旬でしたね。
広末さん、国仲さん、米倉さん、篠原さん、
ほとんど東京サポーターしか知りませんが、三田さんもいます。
1970年頃は、麗子、ルリ子、ルミ、ルミ子など、
ゴージャスな響きがする名前がもてはやされた記憶があります。
ラ行では、あと
♪りつこさん、りつこさん
こういうCMソングがありました。
この「りつこさん」は、当時人気者だったプロボウラーの中山律子さんのこと。
「美しきチャレンジャー」の新藤恵美が、「ビッグ4クリアー魔球」を編み出してた頃です。
ボールがS字に曲がってピンを倒す
中山律子、野村梨枝美枝子、並木恵美子,みんな揃ってお手上げの魔球・・・
て、マニアック過ぎますかぁ?
「りつこさん」といえば、
TBSの深夜放送、「パック・イン・ミュージック」のパーソナリティー
中村律子さんも懐かしいですね。
火曜パックで音楽評論家の故福田一郎さんと一緒に渋い洋楽を紹介していました。
もう一人。
「愛のきずな」でデビューした安倍律子さん。
現在は漢字が変わって、「安倍里葎子」さん。
愛のきずな / 安倍律子 #21
作詞:加茂亮二 作曲:鈴木淳
千葉紘子の「折鶴」などもそうですが、典型的な昭和の大人の歌謡曲。
ムード歌謡と呼ばれる、絶滅が危惧されるジャンルですね。
安倍さんは、タイプとしてはコケティッシュ系ですが、奥村チヨほどのインパクトが無かったし、地味という印象があります。
そのせいか、1970年に同曲でデビューした後、しばらく低迷しました。
しかし、83年に橋幸夫とのデュエット「今夜は話さない」で復活、
今もディナーショーなどで活躍されているそうです。
マヒナスターズ、クールファイブ、ハッピーアンドブルー、ハニーシックス、コロラティーノ・・・。
昔はこの手のムード歌謡が大嫌いだったですが、
今はかえって新鮮に聴こえますね。
懐メロで一括りにされることが多いですが、
たまには、「ムード歌謡」だけ集めた番組もおもしろいかもしれません。