漢字が読めるけど書けない

もうだいぶ昔の話。
取引先の課長との雑談で、
最近の子供は漢字が書けないという話になりました。

　「うちの坊主に漢字の書き順がおかしいと言ったら、
　『お父さん漢字は書けなくてもいい。
　今はワープロがあるから読めればいいんだ。』
　こんな生意気言うんだよ。
　あきれちゃったよ。」

そのときは笑って話していましたが、

最近、私自身がこの「読めるけど書けない症状」に悩まされています。

今は、ビジネス文書はすべて、ＷＯＲＤやＥＸＣＥＬなどで作る時代。
ときどき手書きしようとして、漢字が正しいか自信がなくなってパソコンで調べてしまうことありません？
単にボケが来ただけではないような気がしているのですが・・・
というかそう思いたいというのが正しいかも。（笑）

漢字はひらがなを入力して変換するだけ、
文字を手書きする機会が激減しています。
これが自信喪失の一番大きな原因だと思いますが
まさか自分がこういう状態になるとは予想していませんでした。

課長の息子の”予言”は親の世代に対するものだったのかもしれません。

おそらく、パソコンなどを使用しているうちに、
漢字が頭の中で記号化されてしまったのでしょう。
ちょうど、人に会ったとき、それが誰かはわかるけど
その人の似顔絵を書けといわれても書けない。
そんな感じ。
右とか左とか脳の仕組みについてあまりくわしくありませんが、
脳の違う部分が使われているのでしょうね。

もちろん、書く必要がないから覚えなくなった、
ということもあるかもしれません。

とにかく、普段から手を動かすようにしないといけませんね。

ところで、

読めるけど書けない固有名詞って結構ありますよね。
たとえば、この人名漢字
正確に書けます？私、自信ないです。

くわたけいすけ
いいだかおり、よしざわひとみ、やぐちまり
くさなぎつよし
かけいとしお
えびすよしかず