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藤川宿 [旅行]

勤労感謝の日
愛知県の豊田までサッカー観戦に行きました。 

豊田へは新幹線を使い、名古屋経由で行くのが一番早いですが、
新幹線での往復はお金がかかるし
それだけではつまらない。

そこで、途中寄り道をしながら
豊田まで行くことにしました。

計画では、
夜行バスで深夜に新宿を出発し、
5時に豊橋駅前に到着、
しばらくマクドナルドで休憩したあと、
名鉄で西へ移動、岡崎あたりで観光・・・

こんなことを目論んでいましたが、

バスが豊橋駅前に到着したのが午前4時半。
真っ暗。

この時間帯、マックはテイクアウトのみで休めない。
かといって酒場に入るわけにいかない。

他に飲食店を探しましたが、
開いていたのは一軒だけ。

牛丼のすき家。

というわけで午前4時40分の牛丼です。
腹に押し込みましたよ。

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豊田の手前、

岡崎市のホームページには、観光おすすめコースとして

好奇心と旅情をかきたてる街道浪漫
~往事のにぎわいと三河人情をしのばせる宿場町を歩く

というものが紹介されていたので、

今回はこれに乗っかることにしました。

まずは、東海道五十三次
37番目の宿場、藤川宿を目指しましょう。

5時53分発の特急、中部国際空港行き
これで豊橋を出発しました。

大きなトランクをゴロゴロ転がす人たちと一緒です。 

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三つ目の国府で快速に乗り換え、
本宿で各駅停車に乗り、
さらに二駅進んで、藤川駅に到着したのが6時21分。

まだ夜明け前でした。

ちなみに国府は「こう」と読みます。
呼び方は柴咲コウの「こう」です。
本宿は「ほんじゅく」ではなく、「もとじゅく」です。

鉄道の駅名には、よそ者を見分ける
こういう罠がしかけられています。

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藤川駅で電車を降り、
散歩しながら陽が昇るのを待つことにしました。

西へ10分ほど歩くと、
長い松並木がありました。

有名な藤川の松並木

いかにも東海道らしい景色です。

この並木のあいだを、
馬や飛脚が進んだんでしょうね。

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踏切を渡り、東へ歩くと
藤川宿を詠んだ芭蕉の俳句の句碑がありました。

ここも三河 むらさき麦の かきつばた

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下の写真左は芭蕉の句碑の近くにある十王堂。

十王とは、冥土で亡者を裁く十人の判官のことだそうで、
ああ怖い。
同じめいどなら、秋葉原のめいどの方がいいです。

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次は、藤川宿の西の入口、西棒鼻があった場所。

小学校の敷地に記念碑が並んでいました。

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藤川宿脇本陣跡。

脇本陣とは、宿場の本陣の予備に充てられた宿舎で、
大名や幕府の重臣が本陣に泊る際、
家老や奉行がここに泊ったということなのですが、

門以外は小さな普通の家にしか見えません。

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お米屋さんの跡。

藤川宿は、江戸の最盛期には
百軒もの店が軒をならべていたとのことです。

その名残の一つですかね。

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由緒あるお寺、称名寺。

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こちらは明星院。

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裏道で見かけた石垣。
いつごろ積まれたものなのでしょうか?

もしかしたら、古いものかな?

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時間がなくなったので、

東棒鼻まで歩くのはあきらめ、
ここから、駅へと引き返すことにしました。


東の空に日が昇る。

この道が江戸に続いていたんですねぇ。

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