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愛の終着駅 [音楽(愛の××)]

愛の××シリーズ、シュープリームスのナンバーから選んでみました。
同じタイトルの八代亜紀のヒット曲がありますが、
今回は洋楽の方です。

アルティメイト・コレクション

 愛の終着駅 #17
 Some Things You Never Get Used To
   / Diana Ross and The Supremes

 シュープリームス(またはスプリームス)は、子供の頃から大好きなグループです。
 この「愛の終着駅」は1968年にビルボードで30位にランクされた曲ですが、どちらかといえばパッとしない曲。
他に大ヒット曲がたくさんあるし、これまでラジオで耳にした記憶がありません。

シュープリームスの曲といえば、、モータウンの敏腕作曲家チーム、ホランド=ドジャー=ホランド の作品があまりに有名です。
しかし68年、社長のベリー・ゴーディと印税を巡ってトラブり、そこでシュープリームスとの関係も切れてしまいます。
新たにアシュフォード&シンプソンが起用され、「愛の終着駅」が制作されますが、この曲シュープリームスの3人のうちダイアナ・ロスしかレコーディングしていません。
コーラス担当はアンダンテスというグループ。
さすがにセールスがパッとしなかったので、ベリー・ゴーディーの陣頭指揮のもと、4人のライターが集められて制作したのが大ヒット曲の「ラブ・チャイルド」です。
そういうわけで、「愛の終着駅」は地味ですけど、いわくつきのナンバーなんですね。

シュープリームスを巡っては、
デトロイトの公団住宅育ちの女の子たちが、スーパースターになっていくアメリカンドリームを想像しますが、裏ではドロドロの人間模様があったようですね。

たとえば、シュープリームスがダイアナ・ロス中心になったのは、
モータウン社長のベリー・ゴーディの肩入れのせいですが、
ダイアナ自身も上昇志向が強く、ゴーディに取り入ったからだという話もあります。
いろいろあったんでしょうね。
おかげで、割りを食った他の二人(メアリー・ウィルソンとフローレンス・バラード)は、麻生真美子の後ろのキャプテン状態となってしまい(どういう比喩じゃ)、ダイアナとの溝がますます深まっていったようです。
特にフローレンス・バラードは、唯一の自分のソロナンバーまでダイアナに奪われ、酒びたりになって67年にクビにされ、76年に心臓発作で他界、
悲劇のシンガーになってしまいました。

70年にダイアナが独立、
オリジナルメンバーではメアリーだけになりますが、
新メンバーを巡り、ゴーディが口出し。
これをメアリーが拒否し、ベリー・ゴーディとシュープリームスの関係もここで切れる・・・

てな具合に、シュープリームスのバイオグラフィーは、昼の連ドラなみの面白さがあります。
他にも裏話がたくさんあるようです。


でも、そんなのどうでもいい!
シュープリームスの曲はエバーグリーン。
音楽を聴くときは、余計なことを気にしないのが粋というものでしょうね。


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