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フォーク・クルセダーズ 「紀元貳阡年」デラックス・エディション [音楽]

昨年暮れに発売されたフォーク・クルセダーズのBOX SET
「紀元貳阡年」デラックス・エディションを買ってしまいました。

このブログに迷い込んでしまったオヤジたちには
フォーク・クルセダーズについての説明は不要とは思いますが

念のため、一応おさらいをしておきましょう。

フォークルこと、フォーククルセダーズは、
1965年8月、加藤和彦がメンズクラブの読書投稿欄に
「フォークコーラスを作ろう」と呼びかけ、
集まった大学生たちで結成されたのが始まり。

60年代後半のフォークソングブーム到来とともに
フォークルは関西中心に人気グループとなりました。
しかし、1967年、メンバーの海外留学を機に解散を決意。
その記念に制作されたのが「帰ってきたヨッパライ」。

「帰ってきたヨッパライ」は、
ラジオ番組で火が点き、売上200万枚を超える、
全国的な大ヒット曲となったことで、
北山修、加藤和彦、端田宣彦の3人で再結成

当時は、学生が保守的な芸能界をひっかきまわしている様子が
痛快だったこともあり、時代の寵児として、
マスコミにも大きく取り上げられました。

「イムジン河」発売中止騒動
そのコード進行をひっくり返して作ったと言われる
「悲しくてやりきれない」が、大ヒット。
しかし、1968年10月、あっさり解散。

以後、北山修は作詞家、ラジオのDJなどで活躍、
若者のオピニオンリーダー的存在となるも、
大学へ戻り、医師となり第一線から身をひく。

端田宣彦は、シューベルツ、クライマックスを結成
「風」「花嫁」などのヒット曲を生みだす。

加藤和彦も、音楽活動を続け、
北山修とのデュオで発表した「あの素晴らしい愛をもう一度」は
日本人のだれもが知っているスタンダードナンバーになっている。

彼が結成したサディスティック・ミカバンドは、
和製ロックの元祖というべき存在です。
現在は故人になってしまいましたが、
間違いなくJ-POPレジェンドの一人。

そんな、フォークルの今回のBOX SET
「紀元貳阡年」LPジャケット、
コンサート告知のポスター、
ファンクラブ会報誌などの原寸復刻版は、
ファンにとってはたまらない一品かもしれませんが、
音源や映像は内容もボリュームもレア度は今一つ。
14000円はちょっと割高感があります。

おおおお!と驚くような、
たとえば、「メイト7」で、前田武彦、大原麗子との絡みとか
貴重な映像や音源がもう少し欲しいと思いました。

「メイト7」は、毎日放送制作のフォークルメインの音楽バラエティー。
東京では当時NET、現在のテレビ朝日が放送していたと思います。
放送は1968年4月~9月までのわずか半年間でしたが、
私、毎週見ていました。

付録の年表にその記録が載っていまして、これが面白い。

ゲストは、青江三奈、水原弘、弘田三枝子、小川知子、いしだあゆみ など、
当時の人気歌手に加え、外国人歌手の出演が魅力でした。
記録では、ヴィッキー、クラウディア・ラロ、ホリーズ、シャルル・アズナブール、カスケーズ・・・
青山ミチ、永井秀和、リンド&リンダーズなどの懐かしい名前があると思えば、
倍賞知恵子・美津子姉妹共演など、興味深い記録もあります。

ちなみに、今月の歌は、4月が「悲しくてやりきれない」、
5月「花の香りに」、6月「雨の糸」7月、8月「水虫の唄」
9月が「青年は荒野をめざす」
最終回のゲストは永六輔さん。

もう一度見たい。録画残ってないのかなあ。

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