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飛騨高山 その1 [旅行]

飛騨高山へ行ってきました。

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高山は春と秋の高山祭や朝市が有名。
昔から人気の観光地の一つです。

古い街並みも高山の魅力の一つです。

伝統的な建造物が保存されている上三之町あたりは風情があります。
小京都という呼び名にも納得しました。

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景観を損ねないよう、ファミリーマートも外観がこげ茶色。

いろいろと頑張っています。

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重要文化財にもなっている日下部家住宅は
民芸館になっていて、建物の中を見学することできます。

天井は高いし、中庭はあるし、
立派なお屋敷なんですよ。

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深い山に囲まれたところなのに、
なぜこんなに豊かな場所なのか、

不思議に思ったら、
日本の歴史を勉強しましょう。

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高山は、江戸時代初期は飛騨高山藩の領地でしたが、
元禄時代(1692年)に、幕府の直轄領となりました。

幕府直轄にした背景には
飛騨の材木など、資源確保が目的だったと言われていますが
百万石の加賀藩をけん制するという狙いもあったようです。

そんなこんなで、国からの資金がこの地に回り
高山が繁栄したんですね。

幕府の直轄領には代官所が設けられました。
よく時代劇に悪代官が登場しますが、
あの”お代官さま~”のいる場所です。

高山の場合は、代官よりも位が高い郡代が統治しました。
郡代が設けられたのは全国で4か所だけ。
特別な場所なんですね。

その郡代が政務をおこなったところが高山陣屋です。
市役所兼警察兼裁判所みたいな感じでしょうか。

もとは高山城主である金森氏の下屋敷だったそうですが
高山が幕府直轄になってから
そのまま代官所として使用されたということです。


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高山陣屋の建物は一部江戸時代に建てられたものが
そのまま保存されています。
歴史的価値が高い。

高山観光の定番スポットです。

 

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ちなみに、ここがいわば役所のロビー

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ここは今でいう取り調べ室。

ここで拷問され、後ろにあるとうまるかごで護送され、
島流しにされた罪人がいたわけです。

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高山陣屋でのお薦めは、
ボランティアのおじさんのお話です。

この歴史的建造物について、わかりやすく、
ユーモアたっぷりに説明してくれます。
勉強になります。

下の写真は、年貢米を貯蔵した御蔵、
高山城から移築したそうで、この建物も古く、
建築されてから400年経っているそうです。

12番まであった御蔵のうち残っているのは8つ。
5番から8番は土台しか残っていません。

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お次は陣屋の西にある飛騨国分寺。

国分寺は奈良時代、
聖武天皇が全国に建てさせたお寺ですね。

ここが本堂、
左の大いちょうは樹齢1200年の天然記念物

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約200年前に再建された三重塔。

いろいろな見どころがありますね。

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庚申堂の横には、高山のシンボル さるぼぼ人形の供養の棚と
願掛け さるぼぼ人形があります。

頭をなでなでするといいらしいです。

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宮川の西岸へ行くと、
観光客があまり行かないディープな高山もあります。

ここは江戸時代ではなく
昭和時代が保存されています。

 

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古い日本映画に出てきそうな景色。

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高山という町は、古いものを大切に使い。
簡単には新しくしないところがいいですね。

面白いです。

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こちらは高山駅。

レトロな駅舎です。
中も懐かしい感じ。

寅さんの渥美清が立っていても
違和感がありませんね。

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その2 へつづく


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