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葛飾柴又 [街歩き]

子供の日
寅さんの生まれ故郷、柴又へ行ってきました。 

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”わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です” 

今年のゴールデンウィークは遠出の予定がなく、
近場で散歩できるいい場所はないかいなと、
東京の地図をながめていたとき、

そうだ!柴又へ行ったことがないぞ!
と思い立ったわけです。

柴又は東京都葛飾区の地名。
東京23区内にありますが、東の外れに位置していること、
総武線、常磐線など鉄道の動脈から逸れていることから、

東京の人間でも、寅さんの映画ファンなど、
そこへ行こう!とポジティブな気持を持たないと、
まず訪れることはありません。

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都心から柴又へは
京成電鉄で高砂駅まで行き、
そこで降車、一度改札口を出て金町線の乗り換えます。

京成金町線は、高砂駅から終点金町駅までわずか駅二つ、
途中には柴又駅しかありません。

単線のため、電車は必ず柴又駅ですれ違います。
電車は寅さんと亀有公園前派出所の両さんの
2バージョンあります。

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さて、帝釈天へ向かいましょう。

この日はお天気がよくなかったですが、
それでも結構な人出でした。

柴又駅から帝釈天まで続く
右カーブの参道には
昭和時代の香りがするお店がいっぱい軒を連ねています。

特に和菓子マニアには嬉しいお店が多いです。

こちらは、日本橋高島屋にもお店を出している
有名な高木屋さん。
子供の日ということで、
店頭で柏餅を販売していました。

柏餅はこしあんが白、
つぶあんは緑、
みそあんが黄色やピンク。。。。ですよね。

これって全国共通?

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また、お団子が美味そうなんですよ。

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行列ができる吉野家さん。

ここではヨモギの草団子を店頭で詰めてくれます。

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これに、
こしあんぽいつぶあんを乗っけて食べます。

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昭和時代の雰囲気の天ぷら屋さん。

自分が寅さんの映画のエキストラになっているような
そんな風情を感じるわけですが、

若い人には・・・・分からないかもしれませんね。
こういうのは、いずれ過去の記録写真になってしまうのかな?

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天丼も昭和

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昭和だなあ。

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さて帝釈天です。

帝釈天は正式には経栄山題経寺(きょうえいざんだいきょうじ)といいます。

日蓮宗のお寺で、開創は1629年。

江戸時代からだから、比較的新しいお寺ですね。

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帝釈天は明治時代には
東京の名所になっていたそうですが

何と言っても、この寺院の知名度を全国区にしたのは
渥美清主演の映画「男はつらいよ」、
寅さんシリーズですよね。

口上からして、「帝釈天で産湯をつかい」 ですからね。 

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5月5日は「庚申の日」といい、帝釈天の縁日だそうですが、
人が多いのか少ないのか?
寅さんシリーズが1995年に終了してからは
参拝者が減っているということですが、

どうなのでしょう?

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その寅さんの記念館が
帝釈天から歩いて5分ほどの場所にあります。

入口の寅さんは、
字が読めないので「館」の字をどちらに向けたらいいか
悩んでいるところだそうです。

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記念館の中には

懐かしい日本映画のポスターや

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実際に撮影に使った「とらや」のセットなど展示物

寅さんシリーズの視聴もできます。

あと、シリーズ48作それぞれのマドンナもわかります。

先日、田中好子さんが亡くなったキャンディーズでは
蘭ちゃんがマドンナを演じていたんですね。
知りませんでした。

ということで、

柴又へ行ったら、
「寅さん記念館」へも行きましょう。

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さて、
最後はもう一つの観光地(?)へ行ってみましょう。

東京都と千葉県の境を流れる江戸川。

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♪連れてにげてよ~ ついておいでよ~

でおなじみ 「矢切りの渡し」です。

この歌、最初はちあきなおみの「酒場川」のB面でしたが、
細川たかしのカヴァーで有名になりましたね。

江戸時代、明治時代の雰囲気は・・・ まあ、あるかな

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矢切りの渡しを有名にしたのは、
伊藤左千夫の「野菊の墓」だそうです。

子供の頃読みましたが、
特に意識しなかったなぁ。

まあ、観光地といっても

川があって、
ボートがあって
ひなびた桟橋があるだけなんですけどね。

でも、それらも意味を持てば、価値が生まれる
ということなのでしょう。

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以上、

柴又の回


おしまい

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コメント 8

Gamaoyabeeeen

何年か前に柴又帝釈天と矢切の渡しをセットで観光しました!
特に寅さんのファンってわけでもなく、細川たかしやちあきなおみのファンでもない、しかも他県者の私がこの地を訪れたことはかなり稀有なことだったのでしょうかねぇ。(笑)
参道でたまこんにゃくを食べてとても懐かし美味しかったのを覚えています。
by Gamaoyabeeeen (2011-05-10 01:05) 

ERカーター

野菊の墓といえば松田聖子さんの映画を思い浮かべる方が多いかもしれませんが
小生はNHKの少年ドラマシリーズで放映された
竹井みどりさん主演のドラマを思い出します。
ほぼ同年代ということもあり
『この子かわいいな」とファンになり
その後水谷豊さんの熱中時代刑事編にも出演したりして
よろこんでおりましたが
歳を重ねるにしたがい映画やグラビアで
よくお脱ぎになり、うれしいやら悲しいやら。


by ERカーター (2011-05-10 18:53) 

Cliff

☆親分さん、こんばんは

柴又帝釈天の場所は、東京でも孤立していて
どこかへ行ったついでに寄る場所ではないんですよ。
だから、意外と東京都民より他県者の方が多かったりするかもしれませんよ。今回行ってみて
こりゃ、観光地だな、と思いましたもの。
>参道でたまこんにゃく
懐かしいものがいっぱい。
参道は保存された昭和時代といった感じですね。^^
by Cliff (2011-05-10 22:10) 

Cliff

☆ERカーターさん、こんばんは

私も「野菊の墓」では松田聖子さん
彼女のおでこを思い出します。

>竹井みどりさん
上品な女優さんが、にっかつの「キャバレー日記」ですからね。
確かにインパクトがありましたよ。

当時はみなさんお脱ぎになる時代でしたね。
”うれしいやら悲しいやら”は、
私の場合、桂木文なんて名前が浮かんできますよ。^^

by Cliff (2011-05-10 22:17) 

tsukikumo

柏餅は白も緑もこしあんです。
みそあんも黄色やピンクの柏餅も見たことありません。
ピンクだと桜餅になってしまいます。これもこしあんです。

ところでどうでもいいことですが、柏餅の巻いてる葉は一年中カシワですか?こちらはカシワ類が落葉する秋から半年以上は常緑のサルトリイバラの葉で代用しているのが昔から一般的です。
後で知ったことですが、子供の頃はシーズン中でも本物のカシワではなくて近似種のナラガシワを使うのが普通で、それは西日本ではカシワがかなりの高地でなければ自生しない(東京では高尾山麓のような低地にもある)との理由からですが、いつの頃からか(昭和の終わり頃?)こちらでも本物のカシワの葉を使うようになって、疑問に思って製造直販店の店主に尋ねたところ葉だけ韓国からの輸入品とのことでした。
by tsukikumo (2011-05-10 22:49) 

Cliff

☆tsukikumoさん、こんばんは^^

え!緑色もこしあんですか?
みそあんはまっ黄色にするわけではありませんが、
うっすらと暖色系の色を付けているケースが多いと思います。
みそあんは関東のものかもしれませんね。

こちらでは基本的には柏の葉がないときは
作らないと思います。季節もののイメージがありますよ。
もっとも今は一年中コンビニで売っていますもんね。

サルトリイバラの葉は、
おそらく東京の人間の90%以上が知らないと思います。

名古屋の松坂屋で買える大口屋の餡麩三喜羅
というお菓子にサルトリイバラの葉が使われていまして、

この葉っぱなんだろうと調べて初めて知りました。

by Cliff (2011-05-10 23:30) 

酔いどれ天使

寅さん・・いまいちよくわからない私です。
テレビで何度か見たことはあるのですが、寅さんが柴又に帰ってきたあたりで眠っちゃうんです。だから全部見たことがありません。
Cliffさんに教えていただいた餡麩三喜羅・・・我が家ではとても気に入られて(特に夫と息子が)名古屋方面に行ったらお土産はこれ、と定番になりました。
実は新宿の高島屋でも少量ですが、買えるんです。差し入れように使わせてもらいました。

by 酔いどれ天使 (2011-05-12 17:40) 

Cliff

☆酔いどれ天使さん、こんばんは

寅さんもだんだん昔のものになり、
忘れられてしまいそうですね。
二代目寅さんは、きついのかな?

>餡麩三喜羅
美味しいですよね。もちもちっとして。
私も名古屋土産はういろう、赤福より
もっぱらこちらです。^^
by Cliff (2011-05-12 20:37) 

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