日本銀行本店旧館 [タイムスリップ]
100年前の東京各地の写真の現場へ行ってみようシリーズ。
今回は、日本橋本石町の日本銀行本店です。
日本政府の財政的基盤がまだ弱かった明治10年、
西南戦争勃発により、政府発行の紙幣の信用が急落、
激しいインフレが発生しました。
その時、大量に出回った不換紙幣を整理するため、
明治14年(1881年)、時の大蔵卿・松方正義が、
新たに兌換銀行券を発行するため中央銀行を創設。
通貨の安定を図った、これが日本銀行の始まりだそうです
明治15年(1882年)の開業当時は、永代橋のたもとに店舗がありましたが、
狭く不便だったことから翌年にはもう移転が決定。
明治29年(1896年)に現在の旧館の建物が完成してからは
現在まで、日銀本店の所在地は日本橋本石町です。
。
(以上出典は 日本銀行ホームページ)
明治末期の日本銀行
2009年
明治の写真の撮影場所は現在は交差点のど真ん中のようです。
東京中央郵便局の元の建物は取り壊しをめぐりもめていますが、
113年前に建てられたこちらのビルは現在も大事に保存されています。
正門玄関の上に飾られている二匹のライオンの紋章。
目玉の日銀マークを抱えています。
ここは入口ごとに、警備員が目を光らせていて、
写真を撮っていると、テロリストに間違えられそうです。
こちら新館。
といっても、完成は1973年ですから、もう30年以上も前の建物です。
今回、この記事を書くにあたり、
日本銀行のウェブサイトをのぞいて見ました。
結構、面白いですね。
逡巡、刹那、虚空、清浄 を大きい順に並べてください。
わかります?
そんなことも書いてあります。 → 教えて!にちぎん
ところで、
日銀と日本橋川を挟んだ向かい側。
常盤橋公園の梅の花は、今が見ごろです。
そうそう、ここは以前から行きたいと気になっていたんです。
首都高で走っていると一瞬チラリと見えてすぐ通り過ぎちゃう場所なので。
見学ツアーなども申し込めばあるみたいですね。金庫の中に入る事ができるそうで。^^
by エルモ (2009-03-07 11:18)
☆エルモさん
今回は旧館の見学はしませんでしたが、おもしろそうですね。
別館の貨幣博物館も面白いですよ。
こちらは入館料無料で、休み時間にフラリ立ち寄れます。
お札の破片の入ったボールペンなどが買えますよ。
by Cliff (2009-03-08 09:10)
この辺は仕事でよく通りますよ~。
日銀には一億円を持つ体験ができるそうで私も一回行ってみたい
ものです。
by 人間魚雷 (2009-03-10 21:49)
☆人間魚雷さん
あまり大きなお金には縁がありませんが、
昔、一億円を持たせてもらったことがあります。
意外に重いですね。
by Cliff (2009-03-11 20:58)