シバの女王 [ラヂオ]
6月27日、レイモン・ルフェーブル氏が亡くなりました。
享年78歳。長い間、病気療養中だったそうです。
レイモン・ルフェーブルといえば、60年代から70年代、
ポールモーリアやカラベリとともに、
イージーリスニングという音楽ジャンルを築いた巨匠。
2年前にポールモーリアが他界、
今年はレイモン・ルフェーブルですか。
寂しいですね。
レイモン・ルフェーブルといえば、「シバの女王」。
アルゼンチン出身の女性歌手、グラシェラ・スサーナが
♪ 私はあなた~の~愛の~奴隷
と歌詞をつけて歌っていたのも印象的でしたが、
こちらの邦題は、なぜか「サバの女王」でした。
フランス語だとシバで、スペイン語だとサバなのかな?
ところで、「シバの女王」って何?
昔、疑問に思って調べたことがありました。
旧約聖書に出てくる有名な故事。
イスラエルのソロモン王が、南の国(現在のイエメンと言われています)
からはるばる訪ねてきた美しい女王と出会う物語がもとになっているわけで、
間違っても、東京タワーの下で鞭を振り回す女王様の話ではありません。
しかし、「シバの女王」で連想するものといったら、
やはり、「ナチチャコパック」ですね。
TBSラジオ、金曜日の午前一時スタートの深夜放送、
パック・イン・ミュージック、野沢那智、白石冬美の名コンビ
通称「金曜パック」。
その、エンディングテーマでした。
「お題拝借」という、ちょっとエッチで可笑しなお便りのコーナーがあって、
「金瓶梅」「好色一代男」などの文学ものがあって、
午前2時半を回ったあたりで、急に真面目な手紙が読まれる。
手紙を読むナッチャンの声を、息を押し殺して聴いていると、
しばらくして、「シバの女王」が聞こえてくる。
「あああ、もう3時かぁ!!明日も学校あるのにぃ~!」
こういう、経験のある人、たくさんいるでしょ?
それで、「もう、寝なきゃぁ」 と思いながらも、頭が冴えてしまい、
そのまま、林美雄アナの「ミドリブタパック」に突入し、
午前5時まで起きていた。
こういう、経験のある人、いるでしょ?
そういう「パックメイト」たちにとって、「シバの女王」は
特別な曲になっているはずです。
というわけで、
今夜は「シバの女王」を聴きながら、故人を偲ぶことにしましょう。
安らかにお休みください。合掌
ずっと、「シバの女王」という曲のタイトルがわからなくて、
たまたまどこかの店でかかっているときに、
一緒にいた私のおばさんに聞いたら、
「シバの女王」だか「サバの女王」だか、そんな感じの曲だよ、
と教えてもらい、レコード屋に行ってシングルを買いました。
パックとともに、そんな思い出があります。
この訃報を新聞で見て、思い出しました。
by ウィル (2008-07-01 21:58)
☆ウィルさん、こんばんは
グラシェラ・スサーナの方は綴りがSABAだから、
シバにはならず、サバだったんでしょうね。
「シバの女王」は、パックゆかりの一曲。
私も、いろいろ当時のことを思い出します。
by Cliff (2008-07-01 23:20)
シバの女王・・・あまりにもたくさんの思い出があります。
そういえば、このシングル盤のライナー(解説)は、金曜パック初代ディレクターの熊沢さんが書いていたはずです。
段ボール箱をひっくり返すと出てくるかもしれません。
この曲が完奏すると3時前のCM、そして時報、ブッカーTとMG'SのTime is Tightをスタートさせます。
それをBGMにして林さんがしゃべり始めます・・・。
わたしも最初は4畳半の下宿!で聴いていました。
by Mashi☆Toshi (2008-07-01 23:46)
>Mashi☆Toshiさん
熊沢さん、橋本さんなど、当時は名物ディレクターがたくさんいらっしゃいましたね。出たがりの裏方さんが多い中、熊沢さんはほとんどラジオで声を発することはなかったと記憶しています。
Time Is Tightもパック縁の一曲ですね。
欽也さんの「ルート77」、大村真梨子さんのパックの「ピアニシモ」など、思い出のある曲がいろいろあります。
by Cliff (2008-07-02 22:33)
確かに、シバの女王 -> 時報 -> Time Is Tight とくれば・・・・・・
ここまでは再現できるけど
あの方の声がでないと・・・・
by naondo (2008-07-03 10:50)
☆naondoさん
>あの方の声
林さんですか?
また命日が近づいてきましたね。
by Cliff (2008-07-04 05:16)