竹原 町並み保存地区散策 その3 [旅行]
照蓮寺の石段を下り、
再び伝統的な建物が並ぶ路地へと戻ってきました。
藤井酒造 酒蔵交流館
130年前に建てられた酒蔵で、自由に出入りできます。
数種類のお酒の試飲ができるので、日本酒好きの方にはお薦めです。
交流館の南にあるのが、「光本邸」です。
江戸時代に「復古館」の離れとして建てられましたが、
後に光本家の居宅となりました。
入館料200円がかかりますが、
町並み保存地区の周遊券(500円)を買うと
他の有料の3施設にも入場できるのでお得です。
敷地内の別棟には、
陶芸家今井政之氏の作品が展示されています。
再び路地を散策。
光本邸のある中ノ小路を左に折れると
春風館と復古館のある大小路になります。
写真の手前、春風館は18世紀竹原の名士、頼春風が建築した建物です。
春風は、塩田経営の傍ら、地元の子弟の教育にあたり、
竹原の文化向上に大きく貢献した人物。
復古館は春風の養子、小園が春風館の東隣に建てました。
建物内部は公開していないため、外観を眺めるだけですが、
いい感じです。
お次は松坂邸。
こちらも立派なお屋敷ですねぇ。
274坪の敷地に105坪の建物。大きい。
松坂さんは、塩田で使う薪、石炭を販売するかたわら
自ら塩田も経営、廻船、酒造りまで多角経営で財をなし、
庄屋などの勤める有力者だったそうです。
建物は庇にカーブが入ってまして、
菱格子の窓、数寄屋風のお座敷、など
当時としては、超オシャレな建物だったようです。
光本邸、松坂邸と見学し、
周遊券で回れるもう一つの豪邸、
森川家の邸宅へも行ってみました。
森川邸は、町を南北に流れる本川を渡った西側
伝統的な建物が集まる地区から少し離れた場所にあります。
森川さんは、大正時代に
江戸時代の塩田地帯を造成して成功した人物で、
竹原町長も務めた地元の名士。
その森川さんのお宅の建物はとにかく立派
松坂邸もそうでしたが、
こちらも欄間など、本当の凝った造りになっています。
七間もある長い材木一本を使った梁は壮観。
贅沢贅沢
離れ座敷は、台風が来ようものなら、
雨戸を閉めるだけでも大作業になるのだそうです。
塩田開発だから、
塩らしい建物かと思ったら大間違いでした。
300円の入館料は、最初高いと思いましたが、
いろいろと、建物について解説していただいた後は、
建物維持のために、この程度の金額は仕方がないと思いました。
良いところですね!
いつか、行ってみたい。
by カトリーヌ (2013-10-07 22:34)
カトリーヌさん、こんばんは^^
そんなに広くありませんが、
いいところですよ。
晴れの日にもう一度行きたい。
お好み焼きも美味しいです。
by Cliff (2013-10-08 22:47)