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大和ミュージアム と てつのくじら館 [旅行]

呉市

明治22年、鎮守府を開庁。
明治36年、ヨーロッパの進んだ造船技術を導入を目的に呉海軍工廠を設置。

日本海軍の拠点として、戦艦大和を生んだ日本一の海軍工廠の街として栄えた町。

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最近の学校教育についてはよく知りませんが、

中学・高校の日本史で、現代史はほとんど教えない。
少なくとも私の学生時代はそうでした。

したがって、日本人は昭和時代の出来事に
すごく無知だったりします。

私たちは過去、「戦争」というキーワードに、
必要以上にナーバスになって生きて来たように感じます。

しかし、日本人である以上、
こういうテーマは避けて通ることはできない。

太平洋戦争の記憶が保存されている場所へ行き自分の目で確認し、勉強し、
改めて戦争について考えてみる。

いろいろ勉強しよう、そう思って呉へやって来ました。 

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呉駅を出て西向きに、
長いペデストリアン・デッキを10分ほど歩くと、

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海です。

美しい瀬戸内海に面した元軍港の景色になります。

現在の主役は、造船会社のドック、連絡船、青空・・・

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呉の最大の観光スポットは、岸壁にある「大和ミュージアム」です。

「大和ミュージアム」は、正式には呉市海事歴史科学館といいまして、
戦艦大和をはじめ、軍艦建造技術の解説、軍港呉の歴史など
かなり細かく解説されています。

入館料は500円。

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「大和ミュージアム」の目玉は、1/10戦艦大和。

1/10でも大きいです。

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順路にしたがい見学。

戦艦を建造した優れた技術の素晴らしさ
平和の大切さを認識し、
戦後は造船業の発展に寄与した呉の歴史。
最上階には遊戯施設を設置、

いろいろ、展示に当たっての苦心のあとがうかがえました。

最近はきな臭い話が多いし、
この種のテーマは雑音が入りやすい。
しかし、恣意的なものは感じませんでしたね。

よく出来た博物館だと思います。

私は、知恵と技術で列強に対抗しようとした
当時の日本人を誇りに思います。
確かに、それが光の部分であることは100も承知ですが、
戦後、日本が復活できたのも当時の高い技術があったからこそ。

太平洋戦争へと至る日本の20世紀についての評価は、
自分の頭で考えましょう。

いろいろな意見があっていいと思いますが、
私もまだまだ勉強不足。

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展示物は戦艦大和のほか、
飛行機のように翼を使って潜航、浮上を目指した特殊潜航艇「海龍」や

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ゼロ戦マニアにはたまらない零式艦上戦闘機62型。

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ほかにも人間魚雷「回天」など。

人間魚雷となった兵士の最後の肉声は生々しいものがありました。

大和ミュージアムは、広島の平和公園とともに、
日本人なら一度は来てみる価値があると思いました。

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さて、その「大和ミュージアム」と道を挟み
陸に上がったくじらのような潜水艦「あきしお」
インパクトがあります。

「てつのくじら館」 入場無料

海上自衛隊の資料館ですが、地元の友人の話では、
大和ミュージアムと比べ、人気がないそうです。

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機雷と機雷を除去する掃海艇の資料がいっぱい展示されています。
確かに、機雷の種類、潜水艦での生活 など
とりわけ興味が沸くテーマではありませんね。

海上自衛隊の歴史、朝鮮戦争当時の活動など、
メディアが絶対に触れないと思われる内容の展示もありました。

自衛隊について、知らないことも多いです。

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掃海艇とともに、もう一つの大きな展示のテーマは潜水艦です。

本物の潜水艦の内部が観られるのはポイント高いです。

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計器だらけで訳がわかりません。

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ここを通過する人は、100%覗きます。
潜水艦に乗ったら、潜望鏡は覗きたいですよ。

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次は、山の方へ向かいました。

戦艦大和が造られたドックが見えるという
歴史が見える丘へと上がりました。

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坂の途中に、しゃれたレンガ造りの建物が見えました。
旧鎮守府の総本部です。

現在は海上自衛隊呉地方総監部の庁舎。

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丘の上には、小さな細長い公園があります。

狭いスペースに、正岡子規の句碑、
戦艦大和の艦橋をかたどったモニュメント、海軍工廠の礎石などが
置かれています。
 
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と、ここで暑さのためガス欠。

気温がもう少し低ければ、もっと回れたのになあ。

江田島も行きたいし、あとは次回の宿題にします。

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