東京帝国大学・第一高等学校

１００年前に撮影された写真の現場に行ってみる
タイムスリップ定点比較シリーズ。

今回は本郷、ご存じ東京大学です。

東京大学が設置されたのは１８７７年。
写真は明治末期の赤門です。



２０１０年秋の赤門



東大の敷地には江戸時代、加賀藩前田家の上屋敷があり、
赤門は１８２７年、将軍家斉の娘が前田家に嫁入りしたときに建てられたもので、
１８０年以上現存する貴重な建築物です。

古写真は建物の二階か、電柱に上って撮影したものと思われますが、

撮影したと思われる場所には現在は書店があります。

赤門は戦災を免れましたが、前を走る本郷通りの
向かい側の家屋は第二次大戦時に焼失し、
ほとんどは戦後に建てられたものだそうです。



文京区は学校、寺社が多く、

都心にあって樹木の多い場所です。

煉瓦塀とイチョウ並木のある通りは
秋の散歩道として最適。

こちらが正門

東大のシンボル・銀杏の並木を抜ければ

安田講堂。

４２年前、ここが学生紛争の舞台になりました。
当時、上空をヘリコプターが飛び、
講堂に向けて放水する様子が家の二階から見えました。

物々しい雰囲気で、
今は何のかんのいても平和です。
平和すぎるのかもしれません。

東大キャンパス内を東西に言問通りが横断・・・・

というのは正確な表現ではないのかな？

現在、通りの北にある東大農学部との間を
連絡する歩道橋がかけられています。

 

冒頭の古写真の時代は、
上の写真、左が東京帝国大学、右はその予科にあたる
第一高等学校がありました。
「旧制一高」と呼ばれる、今でいうエリート高校ですね。

ここだと思いますが、
震災でダメージを受けたようで、
門扉に飾りのある歴史を感じさせる門ですが、
写真の面影はありませんねぇ。

 

門から入ると、
正面に立派な木があります。

まさか、古写真の木ではないでしょうねぇ。

調べている時間がないので、今回はここまで。