SSブログ

十円玉 [雑感]

最近の十円玉は財布の厄介者だ。
とにかく重くなって鬱陶しい。
自動販売機でジュースを買おうと100円玉を二枚入れ、
おつりが全部十円玉で出てきた日にゃ
オー!マイ ガァッ だ。

その日余った十円玉は、豚の貯金箱に入れているが、
これが結構貯まる。
ときどき、銀行に行ってATMで入金するのだが、
この金額でよろしい?
という確認表示の1400円とかいう数字が
銀行まで運んできた重さに釣り合わない、と感じたりするのである。

        

でも、子供の頃の十円玉は大活躍だった。
駄菓子屋へ行けば10円でいろいろなものが買えた。
ラムネ菓子、イカや酢昆布、あんず棒。
スモモ漬けで唇が真っ赤になっていたり。

おはじきにもちょうどいい重さだった。

学校の机の材質が木から彫刻刀で彫れない合成樹脂に変わってからは
机の上でくるくる十円玉を回して遊べた。

             


普通は人差し指でパチンと弾いて回す。         

        


そのうち、ちょっとカッコつけ、親指の上に十円玉を乗せ、
机に放物線を描いて、勢いよく回転させるやつが出てくる。
私もその技を修得した。

         


こんな、回し方もありましたな。
人差し指で十円玉を押さえ、
もう片方の人差し指でナデナデしただけで、
あら不思議
クルクルクルクル。

もちろん、瞬間的に親指を出して玉を弾くのだが、
子供が幼稚園児の頃は、こんなチープな手品で
十分、父親の威厳を示すことができた。
今は、すぐにネタばれだ。

        


ところで、

今年の夏は、NHK-FMのフォーク三昧番組など、
60,70年代のフォークソングを聴く機会が多かった。
NHK-BSでは、
かぐや姫・拓郎のつま恋コンサートの再放送を流していましたが・・・

♪ポケットを探り やっと見つけた十円玉

かぐや姫の「アビーロードの街」という歌の一節ですが、
時代を感じますねェ~

彼女の声が聴きたくなり、
公衆電話のコインの穴に十円玉を落とす
胸がドキドキ

こういう情景がすぐに頭に浮かぶのは
一体何歳以上の人なんでしょうかねェ~???

いずれにしても、私なんかは今の子供より、
明らかに十円玉への思い入れがある世代になるのでしょう。

十円玉には周りにギザギザがあるのとないのがあってね・・・

こんな薀蓄ももはや前世紀の知識。
さびしいなぁ~。


nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 6

酔いどれ天使

10円玉、じゃまですか?
私は50円玉が邪魔です。
500円玉も邪魔だけどそれなりの価値を認めざるを得ません。
280円、といわれて300円と30円を払って50円のお釣りをもらうという技を使えるのはそろばんのある国ならでは。欧米人にはできないらしいですね。「なにやってんの?」とせせら笑われるそうです。自販機の中にもこの計算をしてくれるものとせせら笑って10円玉を8枚投げ返してくるものとがありますね。
ちなみにセインカミュさんは「ギザ10」を集めているとか・・・。
by 酔いどれ天使 (2007-08-24 23:28) 

Gamaoyabeeeen

その前に5円玉と1円玉をなんとかしてほしいですな。
でもまあ、自販機やスーパーの買い物程度は電子マネーとかに取って代わられる日が来るのもそう遠くはなさそうですね。
by Gamaoyabeeeen (2007-08-24 23:37) 

Cliff

☆酔いどれ天使さん

1円玉は軽い、5円玉は少ない。50円玉も鬱陶しいけど数的には10円玉より増えることはまずありませんね。
500円玉は先に出て行くので、重くなってもしばらくの我慢。
100円玉は一気に増えるときもありますが使用頻度が高いので、
必然的に財布の中にはおつりの10円玉が増えていきます。
そんなとき、コンビニで398円と表示が出て、
十円玉9枚含みで小銭で98円持っているときなどは
在庫一掃、「やった!」という気分になりますね。
貧乏臭い話になっていません?
by Cliff (2007-08-25 08:23) 

Cliff

☆がま親分さん

私、最近コンビニでSUICA,やナナコを使っていますよ。
ただ、いくら入っているか忘れてしまうのがネック。
いちいちチャージするのが面倒なんですよね。
それならお金で払った方が早いとなる。
小市民なので、あまり、大きな金額をプールさせる気にならないし。(笑)
小銭をチャージできれば便利ですけど、1000円単位でしょ?
鬱陶しいけど、電子マネーが普及しても、
小銭の存在価値はなくならないような気がします。
by Cliff (2007-08-25 08:32) 

kanican

「アビーロードの街」は「神田川」の前に発売されたシングル「僕の胸でおやすみ」のB面に入ってましたね。当時そのシングルを買いましたので、とても思い入れがあります。
当時はセパレートステレオの前でジャケット眺めながら音楽を聴いてましたが、いまはもうWin MXなんかで取り込んじゃって、CD買わない、借りない、ジャケットなんか見たこと無い・・・なんていう人も増えてるんでしょうね。
お金も音楽も数字だけになっちゃうと、寂しいですね。
by kanican (2007-08-27 23:02) 

Cliff

☆kanicanさん

「十円玉の思い出を語れ」と言われれば、
オヤジの世代は1時間は楽に話せるのではないでしょうか。
「アビーロードの街」の歌詞には、そんな思い出が凝縮されているように感じます。
当時は、製作する側もアンプラグドで一つ一つ作り上げていく、聴く側はプレーヤーに載せたレコードにそっと針を落とす。
そういう音楽を聴くまでの過程が、曲の価値を高めていたように思います。

確かに最近は音楽が粗雑な扱いをされるようになったので、
さびしいですね。^^
by Cliff (2007-08-27 23:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。