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小田原城 [街歩き]

小田原へ行ってきました。

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訪問したのは、3月29日。
東京では、桜が見ごろになろうかという時期でした。

小田原城公園の桜もそろそろ・・・
と期待しましたが、少し早かった。

開花していましたが、まだ一分咲き、二分咲きあたり。

残念でした。

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さて、写真は小田原城。

にわか知識で、
この城について書きとめておきましょう。

小田原城の前身は15世紀、大森氏が築いた山城。

城が拡張されたのは北条氏の居城になってから。

小田原は、関東を支配するためには欠かせない
戦略的に重要な土地。

それゆえ、常に各国の戦国武将に狙われ、
城主の北条氏は、防衛のため、拡張を重ね堅固な城にしていきました。

1561年、上杉謙信、

1569年、武田信玄、

両雄の攻撃に耐えた難攻不落の城は、
次の豊臣秀吉の攻撃に備え、さらに築造され、
周囲9kmに及ぶ、巨大な総構となりました。

しかし、1590年
豊臣秀吉との3カ月に及ぶ篭城戦の末に敗れ、

北条氏は滅亡。。。

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江戸時代、小田原は徳川家康の領土となり、
家康の腹心 大久保忠世が治めることとなります。

大久保家が小田原の城主になってから
1703年に、元禄大地震が発生し天守と櫓が倒壊。

1706年に再建されるが、その後も地震により被害に遭ったあと
明治時代初期、政府によって大半が取り壊されてしまいました。

現在は城の施設の復元が進められているそうです。

こちらが、小田原城の正面玄関。馬出門です。

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その名の通り。

門を入ってすぐ、馬屋曲輪につながっていることから、
この名前になっています。

復元されたのは平成21年。

まだ新しいです。

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馬屋曲輪にある歴史建造物っぽいこの建物は
二の丸の観光案内所です。

昭和初期に立てられた洋風の建築物で、
復元された城内の施設より、ある意味貴重かも。

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銅門(あかがねもん)は、
馬屋曲輪から二の丸とをつなぐ門。

二の丸の正門になります。
こちらは平成9年の復元です。

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二の丸に入ると、緑が増えてきます。
本丸へとつながる赤い橋とのコントラストがきれい。

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本丸の正門、常磐木門。

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櫓を兼ねた立派な門です。
こちらは昭和46年に修復され、
現在の姿になっているとのことでした。

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いよいよ天守のある本丸です。

本丸は徳川将軍が地方に出張するときの
将軍用のホテル、本丸御殿がありました。

現在の小田原城の天守は、昭和35年、
江戸時代の資料をもとに復興された、鉄筋コンクリートのビルです。

総床面積1822㎡、総瓦枚数63440枚、
総工費8000万円・・・ん、 8000万円
50年前の物価水準では、1億円以下だったことが意外。
(小田原城パンフ「相州小田原城より)

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現地に到着したのが、8時台だったので、

9時の開門と同時に、一番で入場。

ギギギギギィ・・・

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お城の天守は、
日本中どこへ行っても、大体博物館になっていますね。

当時使用されていた武具などが展示されているものですが、
小田原城もご多聞にもれず、
甲冑、刀剣、絵図など、数百年前の貴重な資料が展示されています。

ちょっと面白かったのは、小田原提灯の由来です。

折り畳み式の画期的なアイデア商品で、
大雄山最乗寺のご神木の御利益ありのコンセプトが受け、

江戸時代の大ヒット商品になったとのことでした。

今なら発案者は大金持ち
提灯御殿と呼ばれる豪邸が建っていることでしょう。

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あと、豊臣秀吉の小田原攻めの時の
北条氏に宛てた果たし状が展示されていまして、

これも興味深かったですね。

いちゃもんですよ。

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天守の4階からの眺望。

秀吉が一夜城を築いたと云う石垣山や、
雄大な太平洋が一望です。

ああ天気がよければなぁ~

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本丸の南にある報徳二宮神社にも寄ってみました。

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ここに祀られているのは、江戸時代の偉人

ご存じ、二宮尊徳。

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小学生には、二宮金次郎という名前の方がポピュラーです。

薪を担ぎながら勉学に精を出す姿は、
日本の教科書にものっている
勤勉な日本人の象徴ともいえる画ですが、

そもそもこの人、何をした人?

そう聴かれ、ちゃんと答えられる人は
おそらく私の周りにはいないでしょう。

wikipediaで勉強しましょう。

⇒  二宮尊徳 

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城郭を出て、

宿場町 小田原ををぶらぶらと歩いてみました。

時代感のある美術品店と、外郎博物館

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交通量が多い、殺風景な東海道

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かつて、東海道の宿場町として栄えた旧市街

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小田原宿なりわい交流館

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海は市街地から歩いてすぐです。

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高い堤防の上を走る西湘バイパスをくぐれば、
太平洋が広がっています。

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訪れた時間が午前中だったということもあり、
開いている店はまばらでしたが、
やはり、地方都市にありがちな
商店街の寂れ感が漂っていました。

しかし、小田原駅前のにぎわいとは違う
昭和時代の雰囲気。

嫌いじゃないです。

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そして、駅前のお土産屋ではなく、

この界隈の小さなお店でおみやげに買った

かまぼこが美味しかった。

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