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駅のエスカレーターは歩いてはいけないか [雑感]

近年、エスカレーター歩行による事故が増えているそうです。
危険だから、エスカレーターの歩行を禁止しようとか、
あるいは片側を開ける習慣をやめようとか、いろいろな意見が見られます。

エスカレーター片側あけに賛否両論 (R25)

東京ではエスカレーターの左側に立ち、
右側を歩けるよう開ける習慣が定着しています。

この習慣は1970年代から始まったのではないですかね。
キッカケの一つが、1969年の千代田線新御茶ノ水駅の開業。
このとき、JR御茶ノ水駅に連絡する長いエスカレーターが話題になりました。
当時としてはあり得ない長さで、階段が併設されていないから、
急ぐ人はエスカレーターを歩いて上るようになり、
そのうちに右側を開けるようになった・・・
そんな記憶があります。

ちなみに私は、急ぐ時はエスカレーターを歩いています。
立っている人がいるときは、荷物がぶつからないよう
気を使って通っているつもりです。
下りは、階段があれば階段を下ります。
ただ、最近は階段が併設されていない駅が多いんですよねぇ。

たとえば、大江戸線の新宿駅。

京王新線から大江戸線に乗換えるためには、
一度階段を上り、ホームへの長い長~いエスカレーターを降りなければなりません。
階段が併設されていないので、
下からゴーーー!と轟音が聞こえると、
あ、電車がくる! と思わず歩いてしまいます。
確かに、この駅の下りエスカレーターは危険!


私は、このエスカレーター歩行の問題は、
歩道を走る自転車の問題に似ていると思っています。

基本的には、そこを歩いていい、走っていい、
というルールになっている以上、
ある程度のリスクは避けられないと思います。
では、そこを歩くな!走るな!と現実的にできるのか?

エスカレーター歩行問題の場合、
歩くならエスカレーターではなく階段を使え!
この意見には基本的に賛成です。

しかし、それはあくまでも階段が併設され、
高低差が大きくないエスカレーターの場合ですよね。

大江戸線の新宿駅のように、
階段が併設されていない場合は構造的に不可能です。

また、階段が併設されている駅でも、
改札口に近い側にエスカレーターが設置され、
階段を利用すると遠回りになっているケースが多いように感じます。
急ぐ人は階段を使うほうが早いよ、という構造にすべきです。

エスカレーターでゆっくり移動する人と、歩く人とを分離するとか、
歩く人は階段を使った方がメリットがあるとか
そういう構造にすべきなのではないでしょうかねぇ。

あとは啓発、というか教育

歩行者のいる歩道を自転車で走るとき、あんたどうしてる?
ぶつからないように気をつけて走るだろ?
エスカレーターで歩く時も、
ぶつからないように気をつけて歩けよ、
ぶつからないようにそーーーと通れよ

良識のない人間にも、
こういう考え方が常識として定着するよう
学校やメディアなど、みんなで努力していかないとダメでしょう。

エスカレーターを、歩くな!とか、
歩かせないようにしろ!とか
そういう意見は、気持はわかるけどちょっと違うかな?、
解決策にはならないのではないかと思います。


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