ツマグロヒョウモンとオオスカシバ [自然]
長く東京に住んでいますが、
最近、子供のころ見かけなかった虫がよく飛んでいます。
神田川沿いでよくみかけるツマグロヒョウモンもその一つ。
昨年、数が減ったような気がしていましたが、
今年はたくさん飛んでいます。
もとは、本州の南西部に分布する蝶でしたが、
近年、生息地域が北上しているそうです。
東京でも、すっかり見慣れた蝶になっています。
以前、都会の蝶々☆銀裏筋豹紋という記事で、
tsukikumoさんからコメントで、
同種の分布地域が北上している原因として、
地球温暖化やこの蝶が好むスミレ類の花が
多く栽培されるようになったことが影響しているのではないかと
言われていると教えていただきました。
私は未だに雄と雌の区別がよくつきません。
下の写真は産卵期のメス・・・かな?
そのツマグロヒョウモンを撮影していたら、
変な虫を見つけました。
以前から、ときどき見かけましたが、
蜂なのか、蛾なのか、一体何なのか?
わからないまま、ずっと頭にひっかかっていましたが、
最近になって、オオスカシバという蛾だと知りました。
こちらも南の方に分布する虫だそうです。
やはり、ツマグロヒョウモン同様、北上してきているのかな?
こんな虫、子供の頃はいませんでしたよ。
クリアーに鮮やかに撮れてますねぇ!
ツマグロヒョウモンは私も福井の実家で撮りましたが、生息域の北上でしょうか。
そういえば、最近じゃ関東方面にもクマゼミが進出してきているというニュースを見たような気がします。
by がま親分 (2008-10-05 00:15)
がま親分さん、ありがとうございます。
ツマグロヒョウモンの産卵期なのか、
花にジッととまっていたので、腕が悪くてもキレイに写りました。
他の動きの激しい蝶は難しいですね。
クマゼミはどこまで北上しているんですかね。
関東はまだアブラゼミ、ミンミンゼミが中心ですよ。
関東の人間が夏に関西へ行くと、
クマゼミの鳴き声に慣れていないので、
最初はクーラーの室外機の音がうるさいのかと勘違いします。
by Cliff (2008-10-05 06:13)
この・・へんてこな蛾、私が子どものころにはもういました。
(そ・・そんな大昔みたいな言い切り方!)
くちなしの花にやってくるのです。くちなしの香りが好きだったのでこやつが飛んでくると気味悪いしあとでバカみたいに大きな芋虫が発生するので見つけ次第追い払っておりました。
ここ数年・・クマゼミとしかおもえないじょわしゃわとうるさいせみの声が気になっております。夏の四国旅行ではいやってほどきいたし、学生時代に遊びに行った真鶴でもクマゼミがやかましかった・・・。とうとうここら辺にも来ているんでしょうねえ。
by 酔いどれ天使 (2008-10-05 22:18)
☆酔いどれ天使さん
そうですか。オオスカシバは子供のころから・・・。
幼虫は葉を食べる害虫なので、駆除されていたのかもしれませんね。
見てくれが普通の蛾と大分違うので、
うへ、何この虫!!
と君悪く感じているひとも多いでしょうね。
確かに、くまゼミのような声も聞こえますね。
東京も気候がだんだん熱帯に近づいていくのでしょうか。
「東京砂漠」のころが懐かしいです。
by Cliff (2008-10-05 22:51)
名前を忘れずにいただき有難う御座います。
ツマグロの近似種で絶滅危惧のあるオオウラギンヒョウモンを飼って増やしているのですが栽培している食草のマスミレをツマグロヤロウにすべて食われて食草確保に今年ほど大変な年はありませんでした。絶滅は悲しいことですが、一方で増え過ぎるのも困ったもんです。
by tukikumo (2008-11-01 00:48)
tsukikumoさん
>ツマグロヤロウにすべて食われて
そうですか。
東京では、最近子供のころ見慣れていたアゲハやモンシロチョウより、
このツマグロヒョウモンばかり見かけます。
特に10月は多かったです。
2年前は珍しいと思いましたが、今年はもう見飽きました。
by Cliff (2008-11-01 05:15)