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博士の愛した数式 [読書]

今更だが、このベストセラー本を読んだ。
 
博士の愛した数式

博士の愛した数式

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫
 
 
この「博士の愛した数式」という物語と最近作られた映画について、カミサンと子供が話題にしていたが、私は全くといっていいほど予備知識がなかった。
しかし、先に本を読み映画も見ていたカミサンの「主人公には深津絵里がピッタリよね」が悪魔の一言になった。
この一言のせいで、読んでいる間、ずっと頭の中に深津絵里の顔が浮かび、主人公の声も完全に深津絵里になってしまった。
本当にドラマの中で彼女が言いそうな台詞なんだよね。深津絵里のために書かれたのではないかと疑いたくなるくらい深津絵里な小説に思えて仕方がなかった。
でも、うらやましいくらい文章がうまいなあ。当たり前だけど・・・。
スイスイ読めてしまう。
47歳のときに遭った交通事故で80分しか記憶が持たなくなった天才数学者、家政婦をしている主人公とその息子ルート、彼らの愛のストーリーに素直に感動!!
私以外の家族が全員観たという映画も見たくなった。
 
ただ、一箇所、不完全燃焼になった部分がある。
博士の義姉に家政婦を首にされたにもかかわらず息子のルートが家を訪ねてしまい、主人公が抗議を受ける場面。
博士が書いた、πi乗+1=0 という式が義姉の態度を変えさせる。その謎解きを期待して読み進んだのだが、最後までよくわからなかった。読み足りないのかな?今度映画で確認してみよう。
 
ところで、もう一人。
江夏豊が博士とルートを結びつける重要な役割を果たすのだが、、オールスターの9連続三振が1971年という記述に、大事な人物を忘れていたことに気づいた。という訳で、こっそり人名録に江夏豊が追加してある。

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