SSブログ

ALWAYS 三丁目の夕日 [映画]

話題の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観てきました。

いやあ、泣かされましたよ。

自分でも不思議だったのですが、映画が始まって本編に入る前、
ゴム動力の飛行機が空に上がっただけで、目頭が熱くなってきました。
いきなり映像の雰囲気、空気にやられてしまいました。

「心の煤払い」とでも申しましょうか、
真っ黒のな紙の汚れを拭きとったら、下から忘れていた言葉やマークが現れて記憶がよみがえってくるときのような感動、何かきれいなものが見えてくるみたいな感覚。
うまく表現できませんが・・・・。

映画の舞台は、東京タワーの位置と、表通りに都電の3番と8番が走っていることから、虎ノ門と神谷町の間、愛宕山の西側と推測しますが、この際そんなことはどうでもいい。
プログラムの裏表紙に写っている中目黒行き都電の8番が逆方向に走っているけど、そんな突っ込みもどうでもいい。
単純にオジちゃんとオバちゃんが鼻ジュルジュルになる映画でした。

自分は男の子ですから、泣かないよう我慢していましたが、吉岡秀隆演じる売れない小説家と淳之介君との再開場面では、

堤防決壊! 今風に表現すれば ・゚・(つД`)・゚・・。ウエエェェン ・゚・

してしまいました。
淳之介、一平役の二人の子役の名演技にもやられました。
堤真一演じる自動車修理工場のオヤジのキャラクターは、ドラマ「恋のチカラ」の貫井功太郎と被るところがありますが、ほのぼのとして、吉岡秀隆との絡みも笑えました。
町並みを再現するCGも昭和30年代の空気をよく再現していました。
都電が走る表通りの景色もそうですが、堀北真希演じる六子が集団就職で上京してくるシーンで、汽車の窓に流れる東京の町並みは、子供のころ秋葉原から錦糸町に向かって高架を走る総武線の車窓から見た景色を思い出しました。
ほかにも、看板や家の中の道具、置物、家具、なども芸が細かく、隣が電気屋だった私のカミサンはナショナルの人形が懐かしいと言っておりました。

観客席は、団塊の世代の人が多いように感じましたが、私と同じ昭和30年代生まれの人にも、是非ご覧になることをお薦めしたいですね。
ちょっと優しい気持ちになると同時に、「俺たちはなんでこんな大事なものを捨てちまったんだろう」という喪失感を覚える映画です。

-ALWAYS 三丁目の夕日-夕日町のひみつ

-ALWAYS 三丁目の夕日-夕日町のひみつ

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD

(追記)
一平と淳之介が高円寺の和菓子屋を尋ねていくシーンで、都電の路線が気になったのでちょっと調べてみました。
巴町から3番の飯田橋行きにのって赤坂見附を通って四谷見附へ行き、そこで11番か12番に乗り替えて終点の新宿駅前まで乗り、さらに青梅街道を荻窪駅まで走る14番に乗って高円寺1丁目か2丁目まで行ったという結論になりました。
14番は物心ついた頃にはもう廃止されていた路線だったな。
当時の都電は子供料金がなくて、10円か15円くらいだから往復60円か90円・・・ま、そんなことどうでもいいか。(笑)


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

sysy_sysy

ALWAYS三丁目の夕日に触発されて、ALWAYS三丁目の遊戯ってのをブログに書いてみました。お暇なときの時間つぶしにでも、見てやってください。
by sysy_sysy (2005-11-18 01:34) 

Cliff

拝見しました。
私も考えてみようかな。
・三丁目の結城・・・三丁目に居る口の悪い坊主頭の料理人。
・三丁目のU2・・・なんだかわからんが、アイリッシュでぼのぼの。
・三丁目の悠里・・・・え~、本日の「お色気大賞」は・・・。
う~む。やっぱり、やめとこ。
by Cliff (2005-11-23 00:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

1971年の人名録(た)血圧上昇 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。