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万歩計 本末転倒な日々 [出来事]

3ヶ月ほど前、何回目になるかわからないダイエットを決意した。

脂肪の比率が人並み以上で、超音波の検査で「やばい!」と思ったのが一番の動機だが、
今回はあるささやかな野望があるので、従来にも増してモチベーションが高い。

野望の内容はナイショだ。
いくら、「やぼ~」といわれても、誰にも言わない。シークレットだ。

過去に食事制限をして、短期間でスリムになったことがあるが、
ほどなくリバウンドして元に戻ってしまった。

今回は、健康的に減量したいので、期間1年とする数値計画を作成した。
基本はカロリーコントロールだが、体脂肪率が減らないと意味がないので、
有酸素運動、ウォーキングを徹底することにした。
万歩計で日々の歩数を記録していくのは従来と一緒だ。

もともと三日坊主なので、禁煙やダイエットのような苦行は、
ゲーム化しないととてもじゃないが続かない。
しかし、こういうタイプの人間は、とりわけ手段が目的になる傾向があったりする。
しばらく苦行を続けただけで、自己管理能力が格段に向上したような錯覚を起こして

「俺はもうダークサイドには堕ちないぞぉ!!」
などと、ダースベイダーの壁紙に向かって訳のわからないことを叫んでしまったりするのである。

万歩計といえば、腹のベルトに取り付けるものという既成観念があったが、
どうも自分の美意識と合わなかった。
だって、オジンくさいではないか。 オジンmyselfだけど・・・。

秋葉原の電気店を覗いてみたら、地面と垂直にしておけば胸ポケットに入れておくだけで、
歩数はもとより、有酸素運動の歩数、歩いた距離、消費カロリー、燃焼した脂肪の量まで
すべて表示される優れものの万歩計があった。
さらに、過去2週間のデータが保存されるとともに、パソコンに取り込み実績管理ができる
ものまであった。

よしっ! これだ!!

それから、雨の日も、風の日も
歩数と消費カロリーを積み上げるという「IT万歩計プロジェクト」が始まった。
しかし、今年の夏は暑かった。
かいた汗と同じ、あるいはそれ以上の液体を体に補充してしまう。
体重は減っているもののペースが緩く、そのうち、夏バテしてきた。
しかし、クソ暑い休日でも、家にいても落ち着かないので散歩に出る。
全然、健康的ではない。

先日、散歩から汗だくヘロヘロで帰ったとき、万歩計をポケットから出すのを忘れた。
しばらくして、

あっ!

気づいた。     見た。       洗った・・・・。 orz

あうっ! ! ブルータスお前もか。
万歩計を洗ったのはこれで3回目だ。

慌てて、洗剤を溶かした水から救出し、分解して乾かしたが、
案の定、液晶がいかれてしまった。

内部のハードは無事で、歩数をカウントしているらしいのだが、
ディスプレイの数字を表す棒の半分以上が表示されなくなってしまい、
何歩あるいたのかよくわからない。

パターンを分析すれば、解読できないこともないのだが、
「何て書いてあるのでしょ~・・ か!」
考えるたびに、IQサプリの伊東四郎の声が聞こえてきそうだ。

しかし、何よりもショックだったのは、
汗をかいて積み上げたデータが一瞬にして消えてしまったことだ。
原始的な万歩計なら、毎日転記する習慣が付くが、
下手に過去のデータが残るものだったゆえ、失うものが多かった。

泣く泣く、まだ新しい万歩計を諦めて買い換えることにした。
パソコンでデータ管理出来るタイプはやめた。

 

夏バテ。

夏バテしてはいるが、新しい万歩計は使いたい。

明日の台風の位置が気になる。
風邪を引いてもいいから歩いちゃおうかな。

そんな、本末転倒な日々である。


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